概要
スーパーボンバーマン2から登場する凶悪ボンバー五人衆の紅一点で、額部分のハートマークがチャームポイント。
ボンバーマンシリーズのボスキャラだが、プレイヤーキャラとして使える作品もある。
作品によって設定も異なり、複数の立場を持つ珍しいキャラクター。
凶悪ボンバー五人衆としての姿
凶悪ボンバー五人衆として登場するスーパーボンバーマン2では、ワールド3遊園地にて第1ラウンドで直接対決があり、ここではランダムに移動するボムという戦術もへったくれもない気まぐれな攻撃を躊躇なく扱う。自滅を待つ忍耐力が問われる。
第2ラウンドでは巨大メカ「マスクチェンジ」に乗り込んでのバトルになる。同メカはただ図体の大きいだけの太陽であり、ゆっくりと斜めに移動するのだが、時折ウインクすることで出現するハート型の弾を破壊すると、怒りの形相で一定時間ボンバーマンを速く追尾するという罠を仕込んでいる。火力が高いと仇になりやすい。また、ウィンクすることで8方向に弾を飛ばしてくることもあり、こちらは触れるとミスになる。
スパボン2の直後の話となるぱにっくボンバーWでは凶悪ボンバー五人衆唯一の生き残りとしてステージ2~3でランダムに乱入してくる。BGMはフラメンコ。なお、密かにボイスが初めてついた作品でもある。本作で何気に趣味が特撮番組であることも判明。
スパボン2では倒してもステージクリアのファンファーレが流されなかったため、生存フラグと言われればそれはそれで納得できるものがある。
ぱにボンWの2ヵ月弱後に発売されたスーパーボンバーマン3ではボスとしては巨大メカ「ガメプク」に乗って戦う。爆弾やボンバーマンを流す水流や、動きを鈍くする水蒸気、さらに空を飛んでのフィールドの移動など、トリッキーなスタイルを得意とする。動き回る上に頭にしか攻撃が通じず、向こうも体当たり以外に攻撃的な戦法を持たないため、初期状態だと長期戦になりやすい。
ボンバーマンストーリーではキャラボンのシーポミュと合体した「プリティーバルーン」として登場。
『スーパーボンバーマンR』では五人衆の紅一点がセクシーボンバーに変更されたためストーリーモードでは登場していないが、ある条件を満たせばストーリーモード・バトルモード共に使用可能。多少ぶりっ子のように振る舞っている。
CVはセクシーボンバーと同じ原田ひとみ。
ワールドボンバーとしての姿
スーパーボンバーマン3のバトルモードでは、世界各国の代表として出場するワールドボンバーのメンバーとしての登場となり、フランス代表。
そして、パスワード入力画面・漫画版でヘルメットを取ったときの顔が見ることができ、その容姿は非常に可愛い美少女。その正体はカウガールの少女ハニーで、彼女が改造・洗脳されたという設定(おかげでカウガールなのに何故フランス代表なのかとツッコまれたりする、ぱにボンWではスペインの民族音楽だったし…)。
ただし必ずしもハニーが正体というわけでもなく、ボンバーマンシリーズらしく作品によって設定は異なる。本作においてはストーリーモード(凶悪ボンバー五人衆)のグラフィックとバトルモード(ワールドボンバー)のグラフィックは別モノで、特に目つきが明らかに異なっており、同一人物ではない可能性もある。
とはいえ何の説明も無いので、混同を避けるためある程度割り切っており、ストーリーのエンディングでワールドボンバーが白ボンや黒ボンの凱旋を迎え入れた際は、プリティボンバーの姿だけがなかった。
本作だけで見てもオープニングムービー内では他の凶悪ボンバー達と共に前作で破壊・遺棄されていたところをラスボスに回収・修復を(加えておそらく強化改造も)施されている様子が描かれたり、ラスボス戦では他の凶悪ボンバーと共に合体を行うということもあり、少なくともストーリーモードで敵対するプリティボンバーは完全にロボットになっていることが示唆されている。
そのため、仮にカウガールのハニーがストーリーモードにおいてもプリティボンバーの正体である場合、その身体は人間ではなく完全に機械化しているということになるだろう(ストーリーモード中ではヘルメットを外した姿は描写されない。上述のストーリーモードとバトルモードでグラフィックが異なるのは何かの暗喩なのだろうか?)。
同一人物だとした場合、凶悪ボンバーの中でプリティボンバーだけが何故「改造元となる人物がいる」のか?についても明かされていない。
ワールドボンバーが再登場した「ボンバーマン(PS)」にも同じ立場で登場。
バックボーンを持たない個人としての姿
ボンバーマンGB2ではバトルモード4P担当キャラとして登場する。
とびだせ!ぱにボンにおいてはグッドエンドルートの最終ボスとして登場する。
ボンバーマンランドシリーズではヒロインであり、愛称はプリボン(もしくはプリボンちゃん)。「みんなのアイドルでイケメンには目がないちょっと我が儘なお姉さん」というキャラ付けが成されている。「ランド2」にてチャーリーという執事が登場している。
アニメ・ボンバーマンジェッターズにも僅かだが登場した。こちらのCVは寺田はるひ。
関連イラスト
関連タグ
以下スパボンRネタバレ注意
スーパーボンバーマンR(ネタバレ)
第4ワールド「ララララスター」で、ピンクボンが彼女との思い出話と同時にボンバーマン八兄弟のもう一人の姉として彼女の存在が語られ、本来なら九兄弟らしい。
実は彼女はピンクボンたちより前に製造されていたが、水ボンが製造される前に事故で廃棄されてしまったらしい。また黒ボンを本気なのか冗談なのか「お兄さん」と呼んでからかう場面があり、白ボンと黒ボンの生き別れの妹に当たると思われ、黒ボンも呼び捨てにしていた。
さらにボス戦で白ボンがプリティーボンバーが持っていたペンダントをセクシーボンバーが所持していたことで「セクシーボンバーは実はプリティーボンバーなのではないのか?」と予感していた。
そしてラストシーンでその予感が的中し、セクシーボンバー自体が魔改造されたプリティーボンバーであることが分かった。
エンディングで九兄弟に戻り、ピンクボンと共にアイドルとして活動している。