概要
「ボンバーマン」シリーズの落ち物パズルゲームで、前年に発売されたアーケード・PCエンジン用ソフト「ぱにっくボンバー」を移植・アレンジしたものである。
作中の時系列は「スーパーボンバーマン2」と「スーパーボンバーマン3」の間とされる。
ストーリー
凶悪ボンバーマン5人衆を倒し、休暇にジャマイカへと旅立ったボンバーマン。
しかし突如としてボンバーマンに襲い掛かる謎の敵が登場する。
事件の匂いを嗅ぎつけたボンバーマンだったが、調査に乗り出したところで現地のボンバーマン「ラスタボンバー」に邪魔され、勝負することとなった。
ラスタボンバーを倒したボンバーマンだったが、起き上がったラスタボンバーは「何者かに洗脳されていた」と言い、犯人が既にジャマイカを立ったことをボンバーマンに教えた。
ラスタボンバーを洗脳した犯人を追うべく、ボンバーマンの世界旅行が始まる!!
そこで目にしたのは、各地で活躍しているはずのワールドボンバーズが、同じく洗脳されて大暴れしているという実態であった。
システム
基本ルール
L字型に繋がって降ってくるボンバーマンを、タテ・ヨコ・ナナメの三方に三つ同じ色で揃えることで消す。
時折ボムも落ちてくるが、これに同じく降ってくる着火済みのボムの火を当てると爆発が連鎖する。ボムはボンバーマンの消した数に応じて左底からも発生する。
5連鎖以上で自動着火、6連鎖以上で特殊演出あり、7連鎖以上でフィールド全消去、9連鎖以上で爆弾が無条件に大量となる。
爆発の規模が大きいほど、敵陣に黒焦げのボンバーマン(コゲボン)が底から列を成して湧いてくるため、これを利用して先に相手の画面を埋めつくせば勝利となる。
コゲボンは爆弾やデカ爆の爆炎でないと消えない。
また消すごとに画面中央のゲージが貯まり、最大まで貯まると「デカ爆」と呼ばれる巨大なボムが登場する。
デカ爆は着弾地点から8×8マス内のボンバーマンを問答無用で消滅させ、相手へコゲボンを送り付ける。
連鎖数や消したボンバーマンの量が多いとゲージ量を超過することがあり、超過した回数だけデカ爆も連続して投下できる。
ボンバーマンを消した数、落とした数、連載の回数に応じて落下速度と火力レベルが上昇し、ボムの火の届く範囲が伸びる。
ドクロモード
ボス戦やオプション設定で適用される特殊ルール。
コゲボンが青いブロックに変わり、大量爆発やデカ爆の使用時に何かしらの効果がランダムで発生する。
言ってみればパルプンテのようなもの。
大抵は敵のプレイを邪魔する妨害系(十字キーの左右反転、ボムの喪失やブロック化、など)だが、自分に有利な状況を生む支援系(ブロックのボム化、デカ爆投下)も存在する。
しかし稀に、ブロックを破壊した側のプレイヤーが自滅する(不利な効果を自分で受けたり、有利な効果が相手に渡る)こともあり、格上の相手との対戦でも不確定要素を持つ。
登場キャラクターとステージ
ステージ1 ジャマイカ
- バロム
- クリン
ボス:ラスタボンバー
ステージ2 イギリス
- ブロル
- パース
ボス:メタルボンバー
ステージ3 アメリカ
- フニャ
- ペギー
ボス:ボンガンマン
乱入ボス:プリティボンバー
難易度ノーマル以上で、イギリス・アメリカのどちらかで突如乱入してくる。
ステージ4 ケニア
- アッシー
- ミスターモアイ
ボス:アニマルボンバー
ステージ5 日本
- オニール
- バケバケ
ボス:カラオケボンバー
乱入ボス:シャドウボンバー
難易度ノーマル以上でアメリカ・ケニア・日本のどれかで乱入してくる。
最終ステージ 宇宙
ボス:バグラー
ラスボス:スペースボンバー