概要
アニポケ新無印編で行われている、トレーナーの世界ランキングを決めるためのイベント。ランキング1位のダンデに勝つ事が、サトシの目標であるポケモンマスターへの一歩だという。
ポケモンバトルコミッション(名前から恐らく公式戦の運営委員会であると推測される)に加盟するトレーナー(エントリー自体はWEB上の手続きで済む)は、そのバトルの勝敗や試合内容によって認定される世界ランキングに応じて以下の4つのクラスに分けられている。
マスタークラス:1~8位
ハイパークラス:9~99位
スーパークラス:100~999位
ノーマルクラス:1000位以下(ランキングに参加したばかりのジムリーダー、一般トレーナーは年齢や戦歴を問わず全員このノーマルクラスからのスタート。ポケモンバトルは基本的に公式上のルールではハイランカーとは出来ない)
サトシ初参加後時点の総数は10000人を超えており、つまり参加者の9割以上がノーマルクラスである。参考として、カントーのジムリーダー代理が2000位台のノーマルクラスで、上位ランカーとして賞賛される順位となっている。それでも少年や壮年男性がスーパークラスにランクインされてもいる。
マスターズエイトとは、バトルコミッションより認定された『マスタークラス』に在籍する上位8人へ贈られる称号の意味であり、云わば世界規模で最強だと公式に認められたトレーナー達である。
劇中、彼らの格付けを目的にクラスマッチ終了時点によるトーナメントがガラル地方・シュートスタジアムで開催され、最強がダンデ、次点がワタルとなった。
これまでのアニポケシリーズでは、ジムリーダー・フロンティアブレーン・しまキング・しまクイーンといった、いわゆる「中ボスキャラに勝っていく事でポケモンリーグに挑戦していくという」のが定番の流れだったが、このワールドチャンピオンシップスは、近くにいる参加者同士がバトルの同意さえすれば、何時でも何処でも公式戦が行える上に、地元の強者との戦いから、世界トップクラスのエリートとの戦いまで全て1つのイベントの中で完結しているという点が今までと決定的に異なっている。
公式によるクラスマッチでのルールではエントリー参加者のスマホロトムからポケモンバトル開始の有無を問われ、双方のトレーナーが了承した上で始められる。
また、試合は同じクラス同士でなければ発生せず、例えばノーマルクラスのトレーナーはスーパークラス以上のトレーナーと戦うことはできない。
バトル形式は毎回ランダム(1VS1、2VS2など)で、ポケモンの交換は自由に入れ替え可能。相手のポケモンを全て戦闘不能にしたトレーナーが勝者となるが、技の威力で水中や土中に埋没して判定出来ない状況下は時間を掛けてでも徹底的に索的を行い生存、戦闘不能の確認を取る。引き分けの場合は順位は変動しない。
バトルが正式にコミッションから承認された後は、高速飛行が可能なドローンロトムがバトルフィールドに現れ、ルール形式を読み上げ、審判と判定を公正に執り行い、バトル終了時は即時に撤収し、瞬く間にランキングが変動される(試合内容によっては大きく順位が移動せず現状維持されるケースもある)。例え地方のイベントバトルでも、武者修行や『ワールド・チャンピオンシップス』の順位上げを兼ね参加するパターンもOK。
手っ取り早くランキングを上げるには最も上位に近い強者とのバトルしか無いが、尤もその人物も相当な手練だと認識する必要がある。
1度敗れても、クラスマッチ開催期間中であれば何度でもランキング戦には挑戦可能。階級が同じならばリベンジマッチだって出来る。
また、『ポケモンワールド・チャンピオンシップス バトルフェス』なるイベントも各地方で開催されており、ルールに則り誰とでも自由にバトルが可能で、ランキングの急上昇や、クラスアップを目的とするノーマル、スーパークラスのWCS参加者にとって極めて重要な1日でもあるが、賞与は存在しない。
ランクがハイパークラスになると、バトルが行われる数日前にスマホロトムへ対戦相手と内容が通達される。
また、剣盾では実装されなかった「ダイマックス(キョダイマックスも含む)VSメガシンカorZワザ」が実現できるのも、全世界を舞台にした新無印ならではこそ。ただし、上記3つについては、「1試合につき、いずれか一つを1回のみ使用可能」という制限がある。
余談
存在も知らずエントリーすらしていないサトシは当然ランキング外であったが、18話で参加登録を行なってスタートし、24話でのコルニとのバトルでスーパークラスに上昇。
サイトウに敗北したのち、スランプが続きノーマルクラスへと転落するが、リベンジの際には(順位は不明なものの)スーパークラスに帰り咲く。
51話では描写の無いままいきなり300位台まで(参考までにサイトウに負けた時は930位)、さらに60話ではこれまた描写の無いまま200位台、参戦したリントをうち負かし100位台に到達。
65話ではイッシュチャンピオンとなったアイリスとのバトルに勝って99位となりハイパークラス入り。その後、デンジ、サイトウ、マリィと強敵を撃破してトップ20になる迄に。