概要
ホビージャパン出版のライトノベル『紙山さんの紙袋の中には』の主要人物の1人であり、表題に名前が採用されている為、メインヒロインに相当する。
後述の性格から、常に紙袋を被り顔を隠している。
ただし、下記の体質から紙袋が劣化し易い為、常に予備の紙袋を携帯しており、着け直しの際は何故か外す方の紙袋が盛大に発光・破裂する。
人物像
極度の緊張性かつ気弱のタイプで、一旦他者の視線等でパニックになると、極端な吃音に陥り自己主張がほぼ不可能になってしまう。また情緒不安の表現なのか、時折り発言の中にカタカナが混じる(例:「~~して下サイ」「~~と思いマス」等)。
ただし、基本的に常識人の枠に収まる良識を備えており、相手の善意には同じく善意で応える礼節も併せ持つと、落ち着いてさえいれば人格者である。
また、中学校時代は後述の事情から、部活に所属しても幽霊部員であった為「高校では部活をしたい」と望む等、内面は至って普通の女の子でもある。
……だが、一旦自分が決めた事柄には「何が何でもやり遂げよう」とする強靭な意志を持ち、その時ははっきりとした言動を見せる。
また、「お礼をしなければ」と決めた時の行動力は『暴走』そのものに等しく、他者の視線が全く気にならなくなると、上記の意志の強さも併さって変な所で肝が座っている。
身体的特徴
女性にしては驚く程の高身長で、小湊波人や新井陽向との比較※だが、190cm以上と推測できる(※コミカライズ版限定)。
そして、身長に見合う程の爆乳の持ち主でもあり、制服には常に天使の小窓が複数ある。
身体能力は異常な程高く、小湊波人を肩に担いで全力疾走できる他、空き缶を素手でハンドボール程の大きさに圧縮する、学校の備品に触れるとほぼ何かしら破壊してしまうetc……。
最大の特徴は緊張すると涙や唾液、汗等の『体液』に類するモノが全身から溢れ出てしまう(流石にコレはないと思われる)。
この状態になると、彼女だけ豪雨に晒されたように全身と衣服がずぶ濡れになる、足跡のように体液が地面に残る(それを見た波人は思わず「河童」と称した)、紙袋に染み込むと窒息死し兼ねない等と、その分泌量は「異常」の一言に尽きる(コミカライズ版では、えどやぽち氏の性癖もあって、更に凄い事態に……)。
以上の特徴から、人によっては人外の域に達している風にも見える(現にクラスメイトからも『腫れ物』扱いされている)。
関連タグ
濡れ女:字面で見れば間違っていない。
火々里綾火:ほぼ同類。
姉帯豊音:高身長かつ頭に被り物をしている女性繋がり(もっとも、こちらは普通の帽子)。
乾心寿:ギャグ要素を全て排除すれば、こちらも色々と似ている。
ファウスト(ギルティギア):性別等色々と違うが、こちらもある意味で同類。