オールレンジ攻撃
おーるれんじこうげき
知らなかったのか…? この攻撃からは逃げられない…!!
概要
相手の死角も含めたあらゆる射程(レンジ)に攻撃できることからこの名がある。
定義としては、遠隔誘導操作システムを用いて機体から複数の武装端末を飛ばす、要するにコントロールできる飛び道具といったものである。
自力で誘導している場合はともかく、機体のパイロット以外が操作している場合でもオールレンジ攻撃に含めて良いのかは不明。
武装端末は小型の場合が多いが、Gビットのように機体と変わらない大きさのものもあり、また機体が分離してそれ自体が誘導兵器として用いられるターンXのような変わり種もある。
装備しているのはガンダムシリーズの機体に多いが、それ以外の作品でも存在しないわけではない。
強力で派手な装備と設定されていることが多いが、作品演出上多用しすぎるとミサイルなどの現実の誘導兵器と変わらない映像になりがちで(そのうえアニメの場合、現実の音速を超えるミサイルを再現すると、人間の知覚速度を超えて視聴者が理解できなくなってしまうため、どうしても遅く描かざるを得ない)単調になってしまうため、全般に多用は避けられる。
また舞台によって適応可能環境も大きく異なり、宇宙世紀とコズミック・イラ世界のオールレンジ武装は宇宙空間でしか使用不可能なのに対し、未来世紀、アフターコロニー、アフターウォー、(00中の)西暦世界では地上でも使用可能となっている。
特に前述のガンダムシリーズではオールレンジ攻撃を多用した結果「もうそれ人型ロボットでやる必要ないよね」というツッコミを受けてしまい、その反省からか『逆襲のシャア』では遠隔兵器搭載機同士が素手で殴り合うという異様な描写をする羽目に陥った。