概要
『トゥレンの子らの最期』にて【Freagarthach】として言及されている。
「そして彼(ルー)は傍らにマナナンの剣たるFreagarthachを佩いていた。その剣より生き延びる者を傷つけることなく(=傷つけられた者は生き延びられない)、戦いや争いの場で抜き身になったことなく、その剣を見た敵対者には産婦ほどの力しか残らない(=強さを失う)」(The Atlantis 第四巻[1863年] 163Pより)
Freagarthachはアイルランド語「Freagrach(回答者、責任者)」の異綴形と思われ、
英訳ではアンサラー【Answerer(回答者)】や【Retaliator(復讐者)】と表記される。
ケルト神話に関する書籍では「どんな鎧も貫く・断つ」など切れ味に関する言及がある。
一方、有名な「ひとりでに飛んで敵を討って戻って来る」については日本語でしか言及が見つからず、本邦で発生した逸話である可能性がある。(切れ味、自動投擲については原典未確認)
これらについては『トゥレンの子らの最期』以外の原典がある、他の武器や伝承と混同されている、などが考えられる。
フラガラッハ(競走馬)
2007年4月3日生まれ。父デュランダル、母スキッフル、母の父トニービン。
2012、13年の中京記念を連覇。2013年サマーマイルシリーズチャンピオン。
馬名の意味は「ケルト神話に登場する剣」として登録されている。