「オレってえらいネェーーー」
概要
アンダーリムの眼鏡と妙に横長の髪型が特徴的な、DIOの配下であるエジプト9栄神の一人。
ちなみに38歳、独身。口癖は「えらいねェ」。DIOには金で雇われている様子。
自身より弱い者、とりわけ子供に対するいじめが大好きな陰湿な性格で、しかもそれを自覚している。そのため相手をスタンドで若返らせてから攻撃するのが常套手段。スタンドを使わない場合でも、自分の服を汚した子供に対してわざわざ両親が近くにいないか確認してから殴りつける。
まあ簡単に言えば変態クズ野郎である。
「自分で変と思う人は変じゃあないってな。だからおれは変じゃあないよな」
というのが彼の持論。そんなことを言っている時点で十分変である。
しかし、これは裏返せば「一番よりNo.2」を公言して憚らないホル・ホースと同じく、己の分をわきまえている慎重さとズル賢さの表れでもあり、確実に有利な状況にならない限り敵前には決して姿を現さない。思いがけず承太郎と鉢合わせしてしまった時も(猿芝居くささはともかく)一芝居打って反撃の機会を作る冷静さ、切り替えの速さも持ち合わせている。
臆病で卑怯であっても、その狡猾さにおいては十分に厄介な相手である。
わずかながら協調性もあるのか、マライアの動向をある程度頭に入れたうえで行動したと思われる描写がある。
もっとも、冷静さなどはあっても腕っ節の方はからっきしで、子供のスタンド攻撃はおろか素手での連打すら碌に防げない。割と筋肉質っぽいのに酷い見かけ倒しである。
服の中に銃や手斧といった重量のある武器を仕込んで平然と動いているので、筋力自体はあるはずなのだが……まあ、3歳にしてチャリオッツを使いこなすポルナレフや、7歳ながらいい歳したおっさん相手に歯をへし折るほどのパンチのラッシュを繰り出せる承太郎が凄すぎるのであって、相手が悪かったと言えばそれまでなんだけれども。
活躍
ジョセフとアヴドゥルがマライアの襲撃を受けていたほぼ同時刻に行動開始。ポルナレフを不意打ちのスタンド攻撃で幼児化させて始末しようとするが、生まれつきスタンドが使えたために逆襲に遭い取り逃がす。
その後、彼は偶然通りかかった若い女性(テレビ版ではマレーナ)に保護されるが、彼女の家に侵入して再度襲撃。彼女を胎児にまで戻した上に、ポルナレフも3歳くらいに若返らせたが、追い詰めた部屋にあった水槽を利用したトリックに引っかかって思わぬ反撃を受け、血だらけで窓から転落。
そこで何と承太郎と出くわしてしまい、不意を突いてスタンドが使えない年齢まで幼児化させるが、承太郎は元々「やるときはやる」性格だったため、逆にボコボコにされて気絶。
(え?ホリィさんの回想や昔の写真の中では線の細い美少年だった?気にするこたあねー)
目が覚めたところに、元に戻った承太郎とポルナレフのスタンドによるダメ押しのダブルラッシュを喰らい、遥か彼方に吹き飛ばされて再起不能となった。
スタンド「セト神」
触れた相手を若返らせる影のスタンド。詳細は当該記事参照。
アレッシーモード
セト神が相手の年齢を下げることから、登場人物を子供化・若返りさせた絵につけられるタグのこと。
詳しくは→「アレッシーモード」
余談
名前の元ネタはアメリカの兄弟デュオ「アレッシー・ブラザーズ」から。
TVアニメ版でアレッシーを担当した小野坂氏は第1部『ファントムブラッド』のゲーム版でスピードワゴンを演じていた。
関連タグ
プロシュート兄貴 - 第5部の登場人物。彼のスタンド「ザ・グレイトフル・デッド」は、「セト神」とはほぼ逆の老化能力を持つ。
首領パッチ - アニメでの声がこのキャラを彷彿とさせる(首領パッチの声を演じるのはアニメ版のアレッシーと同じく小野坂昌也氏である)と話題になり、某動画サイトには『首領パッチがアレッシーの登場シーンを再現する』という作品が投稿された。