概要
日本を代表する特撮作品である、ゴジラシリーズとウルトラシリーズをコラボレーションした作品に付けられるタグ。
日々、様々な怪獣たちと死闘を繰り広げているウルトラマンが、もしも怪獣王の異名も持つ最強の怪獣:ゴジラと戦ったらどうなるか…という、特撮ファンなら誰しも一度は思い描いたであろうロマンに溢れた戦いである。
1990年代に販売された『コンパチヒーローシリーズ』のバトルサッカー、バトルベースボールでスポーツという形で公式によるゴジラとウルトラマンの対決及び共闘が初めて映像化される。
2017年6月24日、バンダイ製TCGバトルスピリッツのコラボブースター「ウルトラヒーロー大集結」が発売。
これによりウルトラマン他、多数の光の巨人達がバトスピに参戦することとなった。
そして以前よりゴジラシリーズは参加済みであったため、公式にTCGという場で戦闘という形で対決及び共闘させることが可能となったのである。さらにバトスピでは仮面ライダーシリーズ、デジモンシリーズ等の作品とコラボしている為、「ゴジラ対仮面ライダー」「ゴジラ対グレイモン」などの組み合わせも実現できる。
そして2022年6月24日、スマートフォン向けゲーム「ゴジラバトルライン/GODZILLA BATTLE LINE」の公式アカウントでシン・ウルトラマン公開記念コラボ【『ゴジラ バトルライン』|映画『#シンウルトラマン』コラボ】として6月30日からウルトラマンとネロンガがゲームに参戦する事が確定し、デフォルメされているが『ゴジラとウルトラマンの(戦闘の方での)対決』の公式による映像化が実現する事になる。
ちなみにネロンガと関りある怪獣はまだ参戦していない。
対戦アクションゲーム「GIGABASH」にはゴジラ・ガイガン・メカゴジラ・デストロイヤ・メカゴジラ・ヘドラ・キングギドラそしてウルトラマン・バルタン星人・ウルトラマンティガ・カミーラ達がコラボでプレイアブルキャラクターとして参戦している。
関連イラスト
pixivにおいても非常に力の入った完成度の高いイラストが多数投稿されている。
大抵の作品は戦闘中の一場面を切り抜いたものが多く、勝敗に関しては触れられないことが多い。
いずれも非常に人気のあるシリーズであるため、やはりどちらか片方を勝たせるという結末にするのは難しいのだろう。それだけに、現実=映像化になりそうで決してなることのないであろう組み合わせである。
実際に映像化することになったとして、その話を丸く収めるとしたら、この二体が最終的に共闘関係となって共通の敵怪獣か宇宙人を倒す…という流れだろうか。
余談
ウルトラシリーズを世に送り出したのは、ゴジラシリーズで特技監督を務めた円谷英二氏。ウルトラシリーズ自体、もともと「『ゴジラ』のような特撮作品をお茶の間で見せたい」という円谷氏の意向により製作を開始されたという経緯があったりする。
そういったことを踏まえると、ゴジラシリーズとウルトラシリーズはある意味親戚関係にあるシリーズとも言える。
また、ウルトラシリーズを製作している円谷プロダクションは、こういった経緯もあってか、かつてはゴジラシリーズの製作会社である東宝とも深い繋がりがあった(東宝は円谷プロの筆頭株主であった)。
そのため、ウルトラシリーズの初期の作品では、東宝の特撮映画で登場したミニチュアを借用したり、着ぐるみを改造して別の怪獣にして登場させたり…といったことがかなり多かった。
特に有名なのはゴジラ→ゴメス→ジラースとバラゴン→パゴス→ネロンガ→マグラー→ガボラの事例であろう。『ウルトラQ』のトドラのように、名前を変えただけで外見はほぼそのまま…という事例もあった。
2017年11月から公開されたアニメ版『GODZILLA』三部作の出演者のうち、宮野真守・杉田智和・中井和哉はウルトラシリーズにおいてそれぞれ、宮野氏はゼロの声とシン/ライト役、杉田氏はギンガの声、中井氏はマックスの声を、櫻井孝宏はオーブリングの音声を担当していた。
なお、アニメ版『GODZILLA』は人類が脱出してから2万年が経過した地球を舞台としているが、ウルトラシリーズで宮野氏が演じるウルトラマンゼロの口癖も「2万年早いぜ!」であったため、「宮野さんは2万年早いとウルトラマンになり、2万年経つとゴジラと戦う羽目になる」や「宮野さん演じるハルオがゼロになり、ゴジラと戦う展開を見てみたい」など話題になった。
また宮野氏は2024年4月に公開された『ゴジラxコング:新たなる帝国』で怪獣専門の医師であるトラッパーも演じており、同作品でルイスを演じた立木文彦は6月にNetflixで配信された『ULTRAMAN:RISING』にてオンダ博士を演じている。
関連タグ
シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース:更に二大ヒーローを加えたプロジェクト
ウルトラマンVS仮面ライダー - こちらは公式コラボレーション。
バトルサッカー、バトルベースボール - ゴジラやウルトラマン達がスポーツで勝負する作品。と言ってもテクノス式スポーツなので普通に光線や熱線が飛び交う。
桃太郎電鉄 - 作中に【怪獣王ドジラ】と、対抗するヒーロー【モモトラマン】という、ゴジラとウルトラマンのパロディキャラが登場している(これ以外にはモスラのパロディキャラ【モモスラ】もいる)。
ジラース - ウルトラマンとの戦闘中に襟巻きを剥ぎ取られ、外観はゴジラそのものとなっているので、絵的には「ゴジラ対ウルトラマン」が実現しているといっても良い。なお、これにはファンサービスの他に、無改造の状態で東宝に着ぐるみを返却しなければならなかったので、意図的にゴジラに戻したという製作側の事情もあったようだ。
巨影都市・・・・ウルトラマンのキャラとゴジラが出演している事から、ある意味ではコラボとも言える。 笹本祐一のSF小説シリーズ妖精作戦の第2巻ではゴジラとウルトラマンが実体化した夢として登場した。