概要
2019年公開のマイケル・ドハティ監督の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』と新海誠監督のアニメ映画『天気の子』。この二つをクロスオーバーさせた内容の投稿作品にこのタグが付けられる。
共通点
2016年公開の新海誠監督作品『君の名は。』と庵野秀明監督作品『シン・ゴジラ』は、共通点と因縁が多かったが、こちらの両作品にも共通点がある。
どちらも2019年公開作品で『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が5月31日で『天気の子』がそのおよそ1ヶ月半後の7月19日と公開日も近い。また、どちらも内容に天候と気象、 人智を超えた強大な存在に奔走される人々の要素が取り入られている。
演出面
- 天気の子のメインヒロインである天野陽菜には、雨続きの東京を一時的とはいえ晴れにする等天候操作能力があり、クライマックスには天候を司る竜神のような存在が登場、同作のキングギドラは、雷と大雨、竜巻を呼び、大型ハリケーンを発生させる等の強大な天候操作能力を持つ。
- 『キング・オブ・モンスターズ』では、キングギドラがアメリカで猛威を振るった結果、首都ワシントンD.C.が水没し壊滅、『天気の子』では同じく首都の東京が長期的な降雨と異常気象により甚大な水害を被っている。
- 『キング・オブ・モンスターズ』では、強大な力を持つ怪獣<タイタン>達にとって、人類は虫けらも同然の存在に過ぎず、『天気の子』では、人間は大いなる自然界の元に住まわせて貰う事を許されているに過ぎない、小さな存在であるとされている。
一方で、その龍神は実体を持たない高次元の神霊的な存在であるということから、本作の前年に公開されたアニメ映画版『GODZILLA』に登場した方のギドラっぽいという感想もあったり。
その他のネタ
- 『天気の子』の劇中にゴジラが出演している。
帆高と陽菜達がコスプレ会場にて気候調整の依頼を受けている際、背景に着ぐるみとはいえ、何とゴジラが出演している。
しかも依頼者は初代プリキュアのキュアブラックとキュアホワイトのコスプレイヤーで、その背後にはゴジラの他にボーカロイドの初音ミク、『この素晴らしい世界に祝福を!』の女神アクアのコスプレイヤーも登場している。
因みにこのゴジラは、ファンの間ではその顔だちから、1984年に公開されたゴジラではないかとの説が濃厚である。
- 『天気の子』の安井刑事と『シン・ゴジラ』の里見祐介臨時総理大臣を絡めたネタ。
どちらも俳優の平泉成が演じている。
シン・ゴジラの里見臨時総理は、劇中で多忙の為ラーメンが伸びきってしまい、食べ損ねてしまったが、天気の子の安井刑事は、登場時にそばを食べていた。
お互いに食べ損なったものと、食べていたものが麺類であることが共通。
『天気の子』にて須賀圭介を演じた小栗旬は、KOMの続編に当たるモンスターバースシリーズ第4作目の『GODZILLAvsKONG』にも、日本人枠で出演した。
関連タグ
クロスオーバー / 版権クロスオーバー コラボ 謎の組み合わせ
君のゴジラは。、君はゴジラの形:同じく新海誠作品とゴジラのクロスオーバー。