以下、考察を含む内容となります。
解説
ゴジラシリーズとデジモンシリーズとのコラボ、クロスオーバー二次創作作品につけるタグ。
なお、バンダイのTCGバトルスピリッツにて(間接的だが)公式のクロスオーバーは達成しており、そして『ゴジラ・フェス 2024』でデジモンのドット絵風にデザインしたゴジラ怪獣とデジモンが登場する携帯ゲーム『ゴジラVSデジタルモンスターCOLOR』の商品化が決定し、公式で直的的なクロスオーバーが実現する事になる。
尚、モンハンとのコラボのようにコラボモンスターが登場する事が確定しており、後述のPVではドット絵のゴジラとドット絵のアグモンの他にラストにゴジラとウォーグレイモンが合体したような名称不明のキャラクターが線画で登場している。
アニメ作品でのオマージュ
初の『デジタルモンスター』シリーズのアニメ化作品である劇場版『デジモンアドベンチャー』はモスラ・ウルトラマン・ガメラの公開を視野に入れて製作されたとの発言がある(※1)。
この影響により怪獣映画としてのテイストが強くなっているのだが、『超時空の大決戦』や『ガメラ3』は同作と同日公開したのに対し、『モスラ3』は1998年12月12日に公開された。
TVシリーズ版『アドベンチャー』において成熟期は一部の例外を除いて大型に描かれ、以降のシリーズでもそれが踏襲されているが、『フランケンシュタイン対地底怪獣』の1シーンをオマージュし、2階から「二階の窓から顔が見えるくらい」と定めている(参考)。
『デジモンアドベンチャー:』に登場したニーズヘッグモンはゴジラを蛇にしたようなイメージでデザインされている(参考)。
ちなみに『アドベンチャー』ではお台場が舞台になっていたが後年のの2000年の作品『ゴジラ×メガギラス』では奇しくもお台場が戦場となった。
脚注
(※1)DVD版『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』収録 「細田守監督・関弘美プロデューサースペシャルインタビュー」より。
デジタルモンスターVer.5との関係
初代機の最終弾である「デジタルモンスターVer.5」における16×16のドットグラフィックは(幼年期から成長期を除き)公式絵とはあまりにも似ていない事から以下の怪獣のデザインを模したという説がまことしやかに囁かれている(ドット一覧はこちら)。
デジモン | ゴジラ怪獣 |
---|---|
ダークティラノモン | ゴジラ |
フライモン | モスラ |
デルタモン | キングギドラ |
レアモン | ヘドラ |
サイクロモン | ガイガン |
タスクモン | スペースゴジラ |
デビドラモン | デストロイア |
メタルティラノモン | メカゴジラあるいはバーニングゴジラ |
一次出典は不明であり、推測の域を出ないが、よくネット上で有力とされる説はゴジラを使った電子ペット(いわゆるデジモンやたまごっちのこと)の企画が存在していたが頓挫し、『Ver.5』に流用したというもの。
この説を補強するものとして、ゴジラの電子ゲームは過去に『モスラ2』公開記念として「モスラのたまごっち」(1997年頃発売。ちなみに『デジタルモンスターVer.5』は1998年7月発売)が販売されていた事が挙げられる(余談だが、デジモンはたまごっちの男子向け商品として開発された経歴を持つ)。
なお、先述した「モスラのたまごっち」で使用されているゴジラやモスラのドットグラフィックはVer.5版のダークティラノモンとフライモンのドットに非常によく似ている。
また、クネモンを柱に縛り付け、ピッコロモンが祈りの歌を捧げる様子にフライモンがキレる公式イラストが存在し、設定資料集『デジモン博物館』(1999年・株式会社アクセラ)では「モ◯ラじゃないんだから、クネモンにお祈りしてもフライモンには進化しないのだけど…。」(原文ママ)と紹介されている辺り、決して無関係とは言えない部分もある(参考)。
『デジタルモンスター Ver.20th』や『デジモンペンデュラム ver.20th』ではVer.5のデジモンのドットグラフィックは差し替えられていないが、『デジモンワールド リ:デジタイズデコード』ではメタルティラノモンのドットグラフィックが変更されているなどメディアによって該当デジモンのドットが差し代わる事もあるようだ(尤もドット絵が新調されるのはデジモンではよくある事なのだが)。
復刻品である『デジタルモンスターCOLOR Ver.5』ではドットの輪郭はそのままにモノクロから該当デジモンの公式イラストに準じた着色がなされており、こちらはそこまでゴジラ怪獣には見えない(それでもフライモンとレアモンの2体のドットは着色されても未だにゴジラ怪獣の面影があったりもするが…)。
その他
ダークティラノモンの公式イラストは通常種とは異なり、背びれがゴジラのようにギザギザしている他、『デジモンカードゲーム』のダークティラノモン(ST5-08)のイラストでは初代ゴジラと同様に銀座と思しき街で暴れ回っていたりとゴジラを意識したのでは?と思わせる部分が散見される。
また『デジモンアドベンチャー』第35話『お台場の妖精!リリモン開花』ではダークティラノモンの初登場シーンがゴジラを彷彿させたものでありこちらも意識してた可能性がある
同じく上記アニメの第31話『レアモン!東京湾襲撃』(脚本:まさきひろ)では海から上陸したレアモンがディスコを襲撃するシーンがあるが、これは『ゴジラ対ヘドラ』にてヘドラがゴーゴー倶楽部を襲撃するシーンのオマージュだと思われる。
レアモン自体がヘドラ上陸期と似た体型だったが故のオマージュか(公式設定でも必殺技が「ヘドロ」などオマージュと思しき要素は散見され、能力で言えば進化系のレアレアモンの方が近い(あちらは対象を即死させる毒ガスを吐く))。
なお、この2体を除き、他のデジモンの公式絵はゴジラ怪獣とは似ても似つかないデザインであり、あくまでも上記の噂はドットが似ていることから浮上した疑惑に過ぎない。
共通出演者
声優名 | ゴジラシリーズ | デジモンシリーズ |
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釘宮理恵 | ユング/ジェットジャガーβ(ゴジラS.P) | |
高木渉 | 大滝吾郎(ゴジラS.P) |
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