概要
2016年公開の庵野秀明監督の特撮映画『シン・ゴジラ』と新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』。この二つをクロスオーバーさせた内容の投稿作品にこのタグが付けられる。
共通点
両作品は共通点や因縁が多い。
どちらも東宝配給作品で『シン・ゴジラ』が7月29日で『君の名は。』がそのおよそ1ヶ月後の8月26日と公開日も近い。また、どちらも内容に5年前の大災害を踏まえた要素が取り入られており、未曽有の災害に立ち向かう人々の動向に焦点が当てられている。
11月28日時点で『シン・ゴジラ』は興行収入が80億円に達しているのに対し、『君の名は。』は200億円とゴジラを上回る人気の勢いを見せている。
が、実はゴジラシリーズ最初の『ゴジラ』と、『君の名は。』と同名作品の『君の名は』三部作完結編は同じ1954年公開で、ゴジラよりも後から公開された『君の名は』が人気を上回った結果となり、62年目の因縁が巡っていると話題になっている。
ちなみに当時の『君の名は』は松竹配給作品であったのに対し、今回は両方とも東宝配給作品であるため、どちらが人気になっても東宝は儲かるという話になる。
実際、両作の2大ヒットにより東宝は2017年2月期連結決算の業績予想を大幅に上方修正し、従来の減益予想より一転、純利益が前期比27.7%増の330億円と過去最高の増益になる模様と発表した。
東宝が意識的にこれを狙っていたのかどうかは今となっては定かではない。
また、『君の名は。』の興行成功が、その翌年以降に公開される『GODZILLA』アニメ三部作の製作決定に少なからず影響を与えことが指摘されている。
演出面
- 『シン・ゴジラ』ではJR東日本の首都圏在来線車両が作中で大活躍(?)しているが、『君の名は。』でも同じくJR東日本の首都圏在来線車両が物語の要所々々において重要なイベントの舞台となっている。
- 『シン・ゴジラ』のクライマックスであるヤシオリ作戦のネーミングは、日本神話に登場する八岐大蛇に飲ませた酒に由来しているが、『君の名は。』にも日本古来の製法で醸した酒が重要なアイテムとして登場する。どちらも飲むことで絶大な効力を発揮した。
- 両作ともラーメンが印象的に使われている。
- 冷静さを失い、取り乱す主人公を、仲間が諫めるシーンがある。
中の人ネタ
その他のネタ
奉納しても破壊神なのでご利益はありません。
他にも同年9月17日に放映開始した聲の形とコラボしたものも。
(聲の形は君の名は。と同じく岐阜県内が舞台という繋がりがある。)
更にこれは単なる偶然の一致であろうが、お笑いタレントトレンディエンジェルのネタにも「君のゴジラは。」というタイトルが登場する。
斎藤曰く「女子高生とゴジラが入れ替わってしまう物語。主題歌はピコ太郎氏を起用したい所だが彼は多忙であろうからこの斎藤がピカ太郎名義で歌うことにしよう」との事。
シリアスなもの
- シン・ゴジラの挿入歌「Who Will Know(24 Bigslow)/悲劇」(サントラ13曲目)を(歴史改変前の)三葉のつもりで聴いてみると…
- "もし私がこの世界で死んだら、誰が私を覚えているだろう"
- "私は誰にも気付かれぬまま失われ、私を悼む痕跡すらここには遺らない"
- "しかし私は進まなければならない"
- "いま以上の災厄は起こり得ない"
- "私の恐れのすべてが、私の涙のすべてが"
- "心に穴が開いていると言っている"
- "私は虚無を纏う"
- "希望すらない"
- "私の眼にはどこまでも続く下り坂しか見えない"
- "私の命が続く限りは"
- "僅かな希望に望みを託せるだろう"
- "私を殺す闇を止めるための"
- "ひとすじの光だけを求めている"
関連イラスト
関連タグ
映画 東宝 シン・ゴジラ 君の名は。 天気の子 ゴジラ-1.0
クロスオーバー / 版権クロスオーバー コラボ 謎の組み合わせ