概要
本項目には現在公開中の映画『シン・ゴジラ』、『君の名は。』に関する重大なネタバレを含みます
ゴジラ、ティアマト彗星ともに、両作品内にて、未曽有の災害を引き起こし、甚大な被害と犠牲者(物語の主要登場人物と関係者も含む)を出している事が共通している。
共通点
●ゴジラ
東京での最初の放射線流発動による犠牲者と被害を例に出すと、内閣の首脳閣僚11人をはじめとして、都民に甚大な人的被害並びに、東京三区を瞬く間に壊滅させる被害を叩き出している。
犠牲者数については、明確な描写がなく諸説あるが、東京23区の人口はおよそ900万人であるのに対し、その後の避難(疎開)人数360万人余りは2倍以上もの大きな開きがあり、最大で500万人以上が犠牲になったという説もある。
●ティアマト彗星
地球に最接近した際に分裂を起こし、その破片の一つが隕石となって舞台である糸守町(正確には秋祭りの会場となった、宮水神社)に落下、町の中心部を壊滅せしめた。
町民の犠牲者数は、住民人口の3割以上…500人以上が一度に死亡した。
その後も、町民の流出など、様々な要因が重なり、自治体としての糸守町は消滅。
被災の爪痕を残すのみとなり、『シン・ゴジラ』と違い、『スクラップ&ビルド』の精神が発揮されることはなかった。
実際に巡り合ったら…?
『シン・ゴジラ』のゴジラは、フェーズドアレイレーダーに似た感覚器官が体内に存在し、これと併用する事で自身に接近するミサイルや航空機、落下物…すなあち『飛翔物体』を本能的かつ的確に迎撃する能力を備えており、劇中では、高速で飛来する弾頭及び上空5000メートルを飛行するB-2爆撃機を撃墜しており、加えて精密性もかなり高く、休眠中に接近を試みた、撮影用ドローンを一発で撃墜している。
もし、ティアマト彗星が、ゴジラの上空で分裂を起こした場合は、本体である彗星含めて、その全てが『迎撃すべき物』として認識される可能性が高い。
今回のゴジラは、短期間での驚異的な進化を遂げる『人智を越えた完全生物』として描かれており、劇中では『有翼化による大陸間の移動』の危険性も示唆されている為、もし分裂した破片がゴジラに衝突した場合、更に放射線流の射程が跳ね上がるか、有翼化へと進化を果たし、ティアマト彗星迎撃の為に更なる進化をする可能性も…。
ただ、仮にティアマト彗星と破片の隕石を破壊出来たとしても、ゴジラという問題がどうしても残るのだが…。
つまりこういうことである。