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フジテレビ深夜アニメショックの編集履歴

2022-05-16 23:54:42 バージョン

フジテレビ深夜アニメショック

ふじてれびしんやあにめしょっく

フジテレビ深夜アニメショックとは2000年代前半、特に2002年から2004年にかけてに起きた深夜アニメの編成に起因するトラブル(に関する便宜上の名称)。

概要

2000年代前半に東映アニメーション版「Kanon」をめぐる対応に端を発したフジテレビ深夜アニメの編成で起きたトラブルであり、後年のフジテレビの深夜アニメの編成に大きな反省点と教訓を残した。


経過

伏線

1998年フジテレビで放送された「頭文字D」は4月から全26話で放送されたがプロ野球中継の延長が入ると放送休止になることが度々起こり冬季にあたる12月6日に最終回を迎えている(しかも7月は2話(7月4日の第10話、7月11日の第11話)しか放送されなかった)。なお続編である1999年10月放送の「頭文字D Second Stage」では翌2000年1月21日に最終回である13話が放送されている。

思えばこの放送期間の押しまくりが、この騒動の伏線だったのかも知れない。


発端

そして2002年冬季に放送された東映アニメーションKanonである。1月30日から放送を始めたのは良かったのだが、当時、フジテレビが行っていた深夜のデジタル波対応工事の影響を受けてしまい、2話連続放送ばかりか、最終回に至っては3話連続放送を行う羽目になり、録画エアチェックをしていた人を中心としたアニメファンの不審を買うことになる。最も件の作品はキャラデザの出来の悪さからごくごく一部のアニヲタから「AGON」と罵倒されてはいたのだが。


発生

2002年春には全日放送だった「ラーゼフォン」が深夜に移動したのだが、これまたデジタル波工事の影響で放送延期を繰り返し、最終回は9月迄放送延期する羽目になり、その後放送された「藍より青し」や「超重神グラヴィオン」等も、デジタル波対応工事の影響で放送延期や2話連続放送の事態が発生した。そんなさなかでも深夜アニメ枠の増枠を図ったのだが、「R.O.D」に至っては最終回目前で放送を打ち切ったため、当時のアニヲタを怒らせた。

結果、キチンと放送されない事に製作会社(や製作委員会)の不満が重なったことでフジテレビの深夜アニメ撤退が相次ぎ、一旦の壊滅を迎える。


その後

2005年に一度お蔵入りした「ハチミツとクローバー」から深夜アニメが復活。その際新たにノイタミナのブランド名が立ち上がった。デジタル波対応工事が終了し、十分に放送出来る様になった事もあり、ノイタミナは大人向け深夜アニメとして成功し、定着する。

その13年後の2018年には新たに+ultraが導入され、フジテレビ深夜アニメの二枚看板となった。


総括

この一連のトラブルは、デジタル波対応工事期間中に関わらず、無理に深夜アニメを導入、増枠した事が不味かったと言え、結果から言えば放送した時期が悪過ぎたのかも知れない。


他局のケース

フジテレビ以外ではテレビ朝日でも似たようなトラブルが発生したことがある。


2007年冬季に深夜アニメの話数短縮打ち切り、放送回数間引き、最終回目前の打ち切り等があった。

こちらもフジテレビと同様深夜アニメを増枠した後に起きたトラブルで一時期壊滅と言う意味では共通点があると言えるが、此方の方は確たる原因が何かは判っていない。

一説ではUHFアニメが台頭し、其方に流れたからでは、とされる(例えば、話はやや遡るものの、「おくさまは女子高生」は、元々は関東地方ではテレビ朝日で放送してもらうつもりだったが、土壇場でUHF局に変更になった、らしい、ということがあったりする)。


その後2010年代に深夜アニメ枠の復活を試みる動きはあったもののこのトラブルの事があったからか全く定着せずに終った。

そしてこちらも2019年秋期の「ユーリ!!!onICE」再放送以後ようやく深夜アニメ枠が定着、2020年春期からはNumANIMATIONと言う枠名まで付けられている。


外部リンク

フジテレビ深夜アニメ迷走劇のデータ集

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