男女共同参画ちゃん
だんじょきょうどうさんかくちゃん
概要
大阪府が2021年3月に策定した「男女共同参画社会の実現をめざす表現ガイドライン」の『2 考えてみよう その表現 (5)興味を引くためだけに、女性を使っていませんか』に描かれていたキャラクター。現在、当該文書は削除済み。
このページでは
- 女性を描く時は若さや性的側面のみをきり放さずにすること
- 人格を持った多様な姿で描くこと
- 安易に女性を起用しないこと
- 広報内容にあった表現を心掛けること
- 同じことは男性にも言えること
- ポスターなどの炎上問題
- 身体の線や胸が強調されたキャラを「萌えキャラ」としていること
を考えることが大切であると書かれている。
これらには漫画家、プロのイラストレーターからも多数のツッコミが入ったが、その中でも「性的側面」「人格を持った」の部分と、同ページの挿絵の大きく✖が付けられたキャラクターの描かれたポスターとの関係性に注目する動きが出始め、『「性的なメッセージを発している」と言われてしまった男女共同参画ちゃんです。かわいそうなのでファンアート描きました』というツイートにて、以下のファンアートが描かれた。
それに続いて「人格否定されて可哀想」「可愛い」「✖するより▲(参画)したい」と様々にファンアートが描かれ、ファッションなどから人格面や、「実は男」などのガイドラインの別ページとも照らし合わせた考察も行われている。
また、大阪府に問い合わせた人物によると、
との返答を得ている。
全国の男女共同参画ちゃん
宝塚市でも似たようなガイドラインが制作され、警官風とアイドル風の女性が描かれており(pdfを下掲)、「宝塚の男女共同参画ちゃん」等と呼ばれ、Twitterでは大阪の子と並べた絵も描かれている。
(左上・宝塚市のアイドル風の男女共同参画ちゃん、下・いまいち萌えない娘ちゃん)
その後、全国で同様のキャラが続々と発掘され、おらが町の男女共同参画ちゃん自慢のようにもなっている。
なお、各地で文章だけ見ると微妙に表現を変えつつも基本同一の内容であり、同じ雛形から別々に作成されたことを窺わせる。この文は内閣府の平成15年「男女共同参画の視点からの公的広報の手引き」からコピペされたものであり、現在ではサイトから削除され無効になった内容であると指摘されている(togetter)。この「手引き」は第2次男女共同参画基本計画以前に作成されたものであり(現在は第5次)、無効であることを裏付けている。
しかし、なぜに態々別個にイラストを描き下ろし、別個でパンフレット的に仕上げていたのかは謎である。
外部リンク
「男女共同参画ちゃん」イラスト続々――「萌キャラの広告起用ダメ」大阪府の資料に描かれたキャラのファンアート - ITmedia NEWS
#男女共同参画ちゃん 大阪府男女共同参画センターが人格を持っていないと見なした例のキャラ、「推せる」「かわいいしこれは人格ある」 - Togetter
#男女共同参画ちゃん 応援ファンアートまとめ - Togetter
元ネタ(pdf注意)
男女共同参画社会の実現をめざす表現ガイドライン(魚拓)(該当箇所は8ページ) - 大阪府(削除済)、(魚拓)
男女共同参画の視点に立った表現ガイドライン(該当箇所は8ページ) - 宝塚市公式ホームページ
関連タグ
関連キャラクター
森山直太朗 - 15年ほど前の萌え否定発言が、古の炎上騒動(祭り)である、ハピマテ購買運動を引き起こした。詳細はハッピー☆マテリアルの記事参照。