ハッピー☆マテリアル
はっぴーまてりある
テレビアニメ「魔法先生ネギま!」のOP曲。略称「ハピマテ」。「アニソンをヒットチャートの1位にしよう」という購買運動に発展したことで有名。
麻帆良学園中等部2年A組の女子生徒を出席番号順に分け、1か月ごとに歌うキャラクター(声優)を交代する形で、六ヶ月間オープニングテーマとして放送された。
最終回では、2-Aの生徒全員が歌う最終バージョンが採用されるなど、11種のバージョンが音源として残されている。
また2017年より放送された続編「UQ_HOLDER!」でも新録バージョンが主題歌として採用された。
お世辞にも作画が良いとは言えない初代ネギまのOPであったが、この曲がオタクに支持された理由は、2005年当時、森山直太朗がラジオ(J-WAVE)でこの曲を「ああ、萌えー、アキバ系のやつだ。こういうの、無くなってほしいですね。」と萌え系アニソンを全否定する発言がファンの間で炎上し、VIPPERを中心にネットで「日本のミュージシャンを抜かし、アニソンをオリコン1位にしよう」というCD購買運動に発展したためである。直太朗は発言後も謝罪しなかったことから、彼に現在も悪いイメージしか抱いていない層は多い。
最高位は3位で、目標であった「オリコン1位」を達成することはできなかったが、いよいよオタクが台頭する時代が始まる予兆となった。また同2005年にNHKが実施した『紅白歌合戦』用のリクエスト企画「スキウタ」への投票を呼びかけ、紅組50位にランクインさせた。
2005年当時は森山に限らず世間全般においてアニソン、特に萌え系アニソンの地位は低かった。この時期は全日帯アニメが激減、深夜アニメはまだ一部のマニアにしか認知されていないため(地方都市ではなおさら)、テレビにおけるアニソン冬の時代の最中。オリコンチャートなどでもアニソンだけ極端に紹介映像が短いなど、世間一般での萌え系やアニソンの理解度はとても低かった。この状況が変わっていくのがこのあたりからである。