cv:石見舞菜香
概要
年齢:13歳、身長:146㎝
かつては『組織』に所属する殺し屋だった少女。
普段からやる気のない発言ばかりしてスウィンを悩ませているが、その一方で分析力や演技力、話術に優れており、可愛らしい容姿を利用して相手を騙すことに長けている。
また元来お人好しで人を疑う事に疎いスウィンの代わりに常に関わる相手に対し警戒を怠らないようにしている。
眠たがりであり暇な時は一日の大半を睡眠に費やしているが、時には戦闘中でも寝てしまう事もあるらしい。これは、かつて組織に属していた頃は今とは逆に眠る事がなかった為、その反動が原因と思われる。
自身のことは普段は「なーちゃん」と呼び(シリアスな状況の時は「私」)、スウィンのことは「すーちゃん」と呼んでいる。(これは組織時代本名を呼ぶのを許されなかった事からコードネームに合わせて本名と関連させてつくったあだ名である)
『組織』にいた頃は情報収集や拷問などを担当していたらしく、本編でも黒の衛士に対して「拷問」を匂わせて口を割らせているが、今は殺しも拷問もしないと決めている。
ノバルティス博士に生体部品(パーツ)にスカウトされ、変な目で見られることとなった。
スウィンの事は戦闘でのパートナーというだけでなく一人の異性として好意をもっており、彼に対して悪意や危害を向けよう者がいれば一切容赦をしない姿勢を持ったり、スウィンと離れると気持ちが不安定になったりとかなり強い愛情を抱いているようである。(後述の小説によるとスウィンがいないと生きていけないとまで言っている)
ただしスウィンに大事にされている反面、その気持ちが「手の掛かる妹」にしか見られていない事は理解しており密かに悩んでいるようである。
実はスウィン共々大陸各地でベストセラーになった小説『3と9』のモデルであり小説自体『組織』が二人の手配書代わりとして書いたものである、ナーディアとしては自身を勝手にモデルにされた事より、モデルにしたのに印税が貰えない事を不満に思っている。
かつては『エース』と呼ばれている兄がいたらしい。
容姿
子供のように見える体格とピンク髪のツインテールが特徴。髪色と同様ピンク色主体の服を着ており髪や胸元に自身のパーソナルナンバーである「9」を象ったアクセサリーを付けている。
バトルスタイル
得物は投擲型の暗器と鋼糸。さらにはクマ男爵なるぬいぐるみを持っており、中には様々な暗器が詰まっている(中身は暗器を始めとした様々な武器が内蔵されているためかなりの重量があり、劇中ではこれで頭を叩かれたスウィンが文句を言っている)だけでなく、アーツ詠唱高速化効果もあるという優れものである。
スウィンが前衛ならばナーディアは後衛に特化している。
オーブメント固定属性は火×2、風×1で、魔法攻撃キャラクター典型の1直線ライン型のオーブメント配列となっている。よって、短剣・鋼糸での後方からの攻撃で崩しを狙いつつ、高速詠唱のアーツで攻めていくのがナーディアの基本的な立ち回りとなる。
対人関係
新生帝国解放戦線――多額の報酬で雇われた組織。実態はハッタリだが、同時にリーダーを警戒していた。当初は報酬で結ばれたドライな関係であったが、短期間の旅でお互いが抱えている事情を共有した事と胸の内を明かした事で信頼関係を築いていく。《クロスベル再事変》が終わった後はゼムリア大陸を見て回る宛のない旅に出ることになった。
スウィン・アーベル――同じ庭園出身のパートナーであり兄の元パートナー。共にエンペラーを倒し脱走してからは二人で逃亡生活を送っている。スウィンに好意を寄せているが、彼が朴念仁である事と死んだ兄の代わりに守ると考えているため妹分としてしか見られていない。ナーディア本人も気付いており、密かに悩んでいる模様。
ルーファス・アルバレア――雇い主。スウィン以上に警戒し、当初は殺すことも想定していた。しかし短い間旅をした事とエンペラーとの戦いで自分達を受け入れられた事から信頼関係を築いていく。報酬という言葉を度々持出しながらも最後まで共闘し事件を解決する。
ラピス・ローゼンベルク――荷物。彼女の記憶探しに出発してからは、人間社会の知識に疎い彼女に色々と教え「ラーちゃん」という渾名を付け妹のように可愛がっている。ナーディアが彼女に食べ物を与えた事が切っ掛けで食事に目覚め、一緒に食べ歩きをするようになる。
エース――実の兄。かつてはスウィンのパートナーだったが脱走計画がエンペラーにばれてしまい、自らを犠牲にスウィンを助ける。スウィンはずっと後悔していたが実は兄と生き別れる前に手紙を受け取っており、事の真相と彼の本当の名前を知っていた。
エンペラー――所属していた《剣》の庭園の管理人。スウィンと共に倒した後、彼の古代遺物を封印する。《クロスベル再事変》では彼の記憶と能力を継いだ模倣擬体と遭遇し、戦うこととなる。
メルキオル――《棘》の管理人。面識の有無は不明だが、ネチネチした追っ手が多いらしく辟易している。
ヴァン・アークライド――《裏解決屋》。脱走後スウィンと世話になった事があり後に「お礼」を送っている。真・夢幻回廊内でもその存在を言及していた。
ヨルグ・ローゼンベルク――人形技師。ヴァンの仲介でスウィンと共に暫く世話になっていた。別れ際にある仕事を二人に依頼している。
関連タグ
シャロン・クルーガー…鋼糸使い、パーソナルナンバーが9、元裏組織出身と共通点が多いキャラクター。(実は両者共大元の組織が共通している)
リーシャ・マオ- かつての同業者。エピソードイベントで顔を合わせるほか、戦闘でも専用の掛け合いがある。
アークライド解決事務所――かつて世話になったヴァン・アークライドの事務所。エンペラー以外の管理人達を撃破しており、本人達の知らないところで縁が生まれる。