概要
両親は共に地域医療に携わる医師。3人兄弟の末っ子として生まれる。姉は看護師、兄は国立大学医学部学生と言う医療職一家。
2歳でスキーを、小学2年で野球を始める。スキーでは中学2年のときにスキー男子大回転で全国優勝し、イタリアで開かれた国際大会にも出場したほどだが、飛騨高山ボーイズでは投手と遊撃手をつとめ、中学3年で最速146km/hをマークして一躍注目を浴びた。
中学での実績から監督からスカウトを受けて大阪桐蔭高校に進学。高校時代は1年からレギュラーを掴み、投手・遊撃手・外野手をこなし、第100回全国高等学校野球選手権記念大会の優勝に大きく貢献。
2018年のドラフト会議では4球団から競合1位指名を受け、中日ドラゴンズが交渉権を獲得して入団へ。遊撃手(内野手)専念でプレーすることになった。背番号は「7」。
新人時代の2019年は二軍生活で始まり、9月29日対阪神タイガース戦で7回表から遊撃の守備に就き一軍の試合にデビュー。外野手の枠が足りないことを理由に、2020年からは外野手でも一軍の試合に出るようになった。
エピソード
- 2018年のドラフトでは根尾と共に3巡目の勝野昌慶投手(三菱重工名古屋)、5巡目の垣越建伸投手(山梨学院高校)ら岐阜県出身の選手が中日に3人も指名された。しかも垣越投手は高山市出身で中学時代は「飛騨高山ボーイズ」で根尾のチームメイトだった。
- 上記の通り運動能力は抜群だが学業も優秀で、小・中はもちろん高校では体育・芸術コースに所属するが、野球部員ではただ一人成績が最上位のクラスだったという。その為、「プロ野球に行かず」「その頭脳を人類のために役立ててほしい」と医師になることを勧めた人もいたほど。(出典1)
- 「野球をより深く学ぶには物理の知識が必要」とする兄と姉の勧めで物理を選択しようかと大阪桐蔭の監督に相談した際「そんな生徒は今までいなかった」と驚かせてしまった。こうした異例のキャラクターもあってか桐蔭在学当時は監督にも「さん」付で呼ばれていたと言う。
- プロ入り後、投手と野手の「二刀流」は一旦封印していた。が、立浪和義監督に代わった2022年シーズンは、首脳陣の意向で投手としても待機させ投手用のグラブも用意。5月8日の二軍・対阪神タイガース戦で「気分転換で9回に登板」、5月21日の一軍・対広島東洋カープ戦で「他の中継ぎ投手の登板頻度を考慮して8回に登板」するなど、二刀流としての活躍に含みを持たせている。(出典2・出典3)
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