プロフィール
経歴
アマチュア時代
小学生時代からすでにプロを志し、4年生から入団した少年野球チームで活動しながらも学業成績優秀な少年であった。当初は熊本高校受験の予定であった(参照)が当時の県内少年野球界の有力メンバーが済々黌に入学しているとの情報を得て、「このメンバーなら甲子園に行ける」と判断して直前に志望校を変更。2011年に熊本県立済々黌高校に入学し、2年秋にはエースとなる。
2012年8月には夏の甲子園大会に出場、2回戦で藤浪晋太郎投手、森友哉捕手擁する大阪桐蔭高校に2-6で敗れる。
2013年3月の春の選抜にも出場、3回戦で安樂智大(安楽智大)投手擁する済美高校に1-4で敗れた。
済々黌高校卒業後は早稲田大学に進学。
1年秋から主力投手としてチームを支える大黒柱として君臨。ドラフト上位指名の有力候補と見られていたが、怪我の影響で3年秋・4年春のリーグ戦では未勝利に終わった。その後4年秋のリーグ戦でようやく白星をあげ復調の兆しを見せたものの、ドラフト上位指名候補からは脱落する。
2017年秋のドラフト会議では支配下選手での指名はなく、育成ドラフト4位でようやく福岡ソフトバンクホークスに指名される、背番号は「133」。
プロ入り後
ソフトバンク時代
プロ1年目の2018年、2軍で22試合に登板し8勝0敗、防御率1.87の成績をあげると7月に支配下登録を勝ち取り、背番号「10」に変更される。その後8月1日の西武戦で先発して8回2失点の好投。プロ初登板初先発で初勝利を挙げた。
2019年は開幕から先発ローテーションに入り、17試合に先発登板し5勝4敗を記録。
しかし2020年以降は投手陣の層の厚さやソフトバンクの総選手数の多さもあり登板数が減少。
2022年オフには初開催の現役ドラフトで阪神タイガースへの移籍が決まる。背番号は「49」。
阪神時代
2023年は制球力を重視する阪神の環境が自身の投球スタイルと合ったこともあり、開幕から先発ローテーションの柱として活躍。
7月5日にはプロ初完封、9月9日には自身初の2ケタ勝利を達成するなど、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。最終成績は12勝2敗、防御率2.26、奪三振82と自身のキャリアハイどころか23年の勝ち星だけでソフトバンク時代のそれを上回ったという大躍進となった。
また、日本シリーズでも第5戦に先発。5回1失点の好投で日本一に貢献した。
2024年は研究されているところもあったのか黒星スタートとなったが、昨年同様広島ヤクルトキラーぶりをみせており特にヤクルトには4戦4勝であった。
最終的には11勝をあげ、才木に次ぐ勝ち頭となり自身初の規定投球回をクリア。
特徴
最速145km/hのストレートに、カーブ、スライダー、チェンジアップ、ツーシームなど多彩な変化球を駆使して打者を打ち取る軟投派。制球力の高さも魅力。
近年はストレートの平均球速が上昇傾向にある。また、2024年はスローボールを投げるようになった(中には測定不能の超遅球もあった)。
バッティングセンスもあり、2023年はバスターを決めて見せたりしばしばジエンゴが見受けられた。
人物
2023年開幕当初から雨で登板が複数回飛んだことにより雨男のイメージがつき、球団に「大雨降太郎」のグッズを作られた。これは「雨柳さん」と呼ばれる青柳晃洋投手に次いで球団2人目の快(怪?)挙である。
早稲田大学の先輩でホークス時代に共にプレーした和田毅投手を師匠と慕っている。