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概要

暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン13話のサブタイトルはさよならタロウと予告されていた。とはいえ、最終回でもあるまいし、これが主人公である桃井タロウとの別れを意味すると本気で受け取った視聴者は、いたとしてもごく少数だっただろう。

予告編での「ソノイVSドンモモタロウ、ついに決着!?」という表示から、このエピソードでソノイの方が倒され、サブタイトルはソノイが末期に残す台詞だろうと予想した人の方が多かったはずだ。

そして、本編開始を待たずして、退場するだろうソノイを惜しむ声まで挙がっていたほどだった。

しかし……

ネタバレ注意!!

獣電鬼ングを倒し、いつものように「めでたし、めでたし」となったのも束の間、ドンモモタロウソノイに斬られてしまう。

互いの正体を知ることになった際、ソノイはタロウに「お前の弱点は何だ?」と尋ねた。それに対して、嘘をつけないタロウは、「ドンオニタイジンになった後、数秒の間、力が抜ける」と全く正直に答えてしまう。まさにその弱点を突かれてしまったのだ。

ソノイ「馬鹿正直が仇になったな。ドンモモタロウ」

こうしてタロウは消滅。ドンブラザーズの他の面々も大変な衝撃を受けることになる。

「嘘をつけない」というタロウ生来の弱点が、コミカル要素にとどまらず、戦闘においてこれほど致命的な結果をもたらすことに唖然となった視聴者も多い。

しかも、タロウとソノイは互いに「宿敵を倒したら、おでんで乾杯しよう」約束を立てていた上で正体がばれ、決して相入れぬもの同士と判明したことがショックを加速させている。

そしてドン14話の予告において桃谷ジロウの登場が告げられ、代わってドンブラザーズのリーダーとなることが示唆される。このまま主役交代となるのか、タロウの復帰はあるのか、復帰があるとしてもいつになるのか、今後の展開にますます目が離せなくなったのも事実だろう。

余談

  • なお、ドン14話の予告が終わった直後に放送された『暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE』のCMにて、普通に登場している上に「ウソとセリフは違う」とまで言い切る始末。もっとも、本編と映画版の世界線が一致しているとは限らないが…。(ちなみに、Web版のCMではソノイまで「タロウ…ここでも奴が主役か…」とメタ発言をしている)