染井華

そめいはな

染井華とは、ジャンプSQ.で連載中の漫画『ワールドトリガー』の登場人物。

「言っておくけど、やるからには1番目指すよ。わたしは」

プロフィール

ボーダー本部所属B級香取隊のオペレーター。16歳の高校生。

チームメイトからは「華（さん）」と呼ばれている。

ショートヘアの眼鏡っ子で手袋を着用している。手袋については後述する過去が描かれるまではファンの間で様々な憶測が飛び交い、「潔癖症」「義手」「毒手の暗殺者」など謎のキャラ付けが横行した。

厳しい父親のもとで育った影響か幼い頃からクールで達観した性格をしており、「変化を望んでいない人間を変えようとすることは難しい」という持論を持つ。

チーム内では最も大人びた性格をしているものの、目の前で香取と若村が口論を始めても仲裁も介入もしないなどドライ過ぎる面もある。

しかし、根は友達思いな性格であり、後述する一件に加え、ランク戦で三雲隊に惨敗して自暴自棄に陥る香取を大人びた彼女らしいやり方で諭し、最後は三浦と共に香取を励まして再起を促している。

クールで大人びた性格をしている一方で、ボーダー入隊後に嵐山のファンになるというミーハーな一面も持ち合わせている。

香取とは家が隣同士の幼馴染の親友で、四年前の第一次近界民侵攻で家族を喪っている。

近界民の攻撃で香取家と染井家の家屋が破壊された際、華は自分の家族ではなく香取を瓦礫の中から救出しており、病院で自分の家族よりも香取の救出を優先したことを本人に尋ねられた華は「助かる可能性が高い方を選んだ」と答えている。これが真実なのか、葉子に気を使って嘘をついたのかは不明。

香取を救出した時、華の両手は切り傷だらけだった上に爪が剥がれて血まみれになっており、その傷を隠すために手袋をつけているのではないかと考えられる(一応オペレーターもトリオン体で容姿を変えることはできるため、手袋を着用している理由がこの傷を隠すためであるかは断言できないが、可能性は高い)。

なお、あまり似ていないが三浦とは従兄妹同士で、家と家族を亡くしてからしばらくの間は彼の家に居候していた。

ちなみに、香取隊のメンバーでは唯一進学校に通っており、三輪隊の古寺と同じクラスである。

近界民の攻撃で家族を全員亡くしたためか、ボーダー隊員の中では三輪と並ぶ城戸派。

また、香取隊のメンバーは王子にカトリーヌ（香取）、ミューラー（三浦）、ジャクソン（若村）というあだ名をつけられている中、この染井だけはあだ名が不明である。

遠征選抜試験では北添4番隊に配属される。

閉鎖環境試験の初日では特別課題「シャッフル部隊にした理由を考察せよ」に対して、『B級で得たノウハウを結成間もないチームで生かすことで課題を発見し、それに対するA級の評価を参考にして、将来のB級養成のためのデータを取る実験』と、一切の根拠なしに考察して見せた。

全参加隊員中でも実験と答えたのは他には王子と木虎だけであり、特にここまで具体的なのは彼女だけである。

この答えは唐沢曰く「7割程度は当たっている」らしく「将来の幹部候補にしたい」とも言われているが、根付には「若すぎる。」と言われている。

香取隊の実質的な司令塔の役割を担っているが、他のチームのオペレーターに比べて並列処理の能力でやや劣る（単独最下位）。

作中においても、膠着時や移動時の余裕のある状態なら、戦場全体を見渡しつつ相手がどう動くかを予測して的確な指示を出す一方で、混戦状態で咄嗟の指示を送るシーンが存在しない（アニメだと特に分かりやすい）。

そういった場面では瞬発力のある香取が判断を行っているのだが、天才型である彼女の言葉は他者（特に若村に）理解しにくく、それが香取隊の不和の一因を担っている。

なお、作中の過去描写とトリオン2と言うパラメーターから、ファンの間では「香取と共に戦闘員を志望していたが、トリオン不足で不採用となったのでは?」と言う説がある。

トリオン	機器操作	情報分析	並列処理	戦術	指揮	トータル
2	8	7	5	7	7	34

※オペレーターのパラメーター合計にトリオン能力は含まれない