「ヒーローにも反撃の機会が与えられるべきだろう?」
プロフィール
概要
ボーダー本部に所属する外務・営業部長。年齢は忍田さんと同い年の33歳。
城戸正宗にスカウトされて入隊した人物の一人である。
資金調達のほか、三門市、県、国、外国との協議や交渉を一手に担っている。
この人が居ないとボーダーは回らなくなってしまう。
5年程前までは悪の組織で金集めをしていたらしい。
ボーダーが無名時代からここまで発展したのはこの二人と彼の働きがあってこそと言われる程の超重要人物。
一応城戸派ではあるが本人曰く『欲張り』で、たとえ相手が近界民であっても利用価値があると見れば排除より懐柔を優先する面を合わせ持つ。唐沢本人は戦闘や兵隊の運用は専門外だと述べているも、その一歩引いた価値観や考え方から、城戸から直接意見を求められることも。
三雲修を“馬鹿正直なヒーロー”と評しており、コレでクビとは勿体ないと思っていた。
再び修(と迅)が遊真関連で呼び出され、玉狛支部が遊真確保を穏やかに終わらせようとした所で修から遊真の名前を引き出し、事態を微妙にややこしくした。ただ本人は悪気は無く、生来の欲張りな考え方故に遊真と交渉出来ないかと考え、修から遊真の目的などを聞く中で遊真が父の知り合いに会いに来たと言う目的を知り、父か遊真の名前を知ろうとしただけである。
大規模侵攻後は修を独断で病院から記者会見の場に連れ出し、自身の過失を弁明する機会を与える。それ以来、鬼怒田と根付からは修を贔屓にしていると思われている模様。
遠征選抜試験編では根付さんからどこか気になる部隊は無いかと問われたところ、自分は戦闘の事は分からないからと前置きしつつ、閉鎖環境試験に関しては諏訪7番隊を挙げる。それを聞いた根付さんや鬼怒田さんには贔屓にしている修がいるからと思われていたが『唯一隊長経験者が3人いる』ことが理由だと述べると一応納得はした。
初日の特別課題での染井が出した解答とその理由から染井も将来の幹部候補の1人に入れていいのではと発言し、若すぎると言う反対意見には『小学生を相談役にした経営者を知っている』と返答した。
余談
かつて所属していた「悪の組織』とは作者の前作に登場したあの組織では?とファンから疑われている。前述の『小学生を相談役にした経営者を知っている』というのは神堂令一郎にスカウトされた春永桜の事と思われる。
作者のキャラ評
ラグビー大好き【唐沢さん】 |
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学生時代にラグビーをやってた人。現役時代は冷静沈着な名スタンドオフとして名を知られ、敵陣のわずかな隙間に梃を使うスタイルで数々の好プレーを演出した。5年ちょっと前までは悪の組織で金集めをしていたが、ラグビーをやってたので防衛組織にスカウトされ、今日も会議室でいろんなことを見抜いている。弱点は酒に弱いこと。 |
(JC10巻 カバー裏より)