概要
CV:大倉正章
袁紹バウの弟(ちなみに史実の袁術は袁紹の異母弟とされるが、従弟だとする説もある)。
兄の袁紹と違い前シリーズである「BB戦士三国伝」には登場せず、アニメ化に際し初めてキャラクターとして設定された。演者は『機動戦士ガンダムZZ』に登場するズサ。
董卓ザク討伐軍に参加するものの、敵が来るや否や真っ先に逃げ出す(逃げようとしていた袁紹からも呆れられていた)程のヘナチョコっぷりを見せる。だが、董卓が玉璽を保有していることを知ると兄同様に野心剥き出しになり、勢力圏が近い孫堅ガンダムが董卓から玉璽を奪おうとしていると被害妄想に駆られ、孫親子の足を引っ張りまくった挙句に孫権を死に至らしめる遠因を作ることとなる。
董卓没後に洛陽にて玉璽を持っていた呂布トールギスを発見すると、董卓の死後居場所のなかった呂布隊を雇い入れて武力で寿春を支配し、「無敵の皇帝」を名乗り三璃紗征服を目論む。
これにより劉備ガンダム一派を民草ごと追放し、それが原因で曹操ガンダムら群雄の反感を買う結果となる。江東で旗揚げした孫策サイサリス一行を迎撃しようとするも、そちらに気を取られている隙に劉備軍の攻撃を受け、玉璽に直接手を触れたことで十極呪導鎧を纏った袁術ズサ飛翔形態へと変貌を遂げた(それにより、より演者であるズサに近い姿となるほか、ズサ・ダインの意匠も加わっている)。武器は軽くて扱いやすい飛双刀と飛旋棍で、組み合わせることでN字型の鎌飛双旋鎌となる。
敵味方関係なしに攻撃を続けるが、兄・孫策の死を受け、天玉鎧を得た孫権ガンダムの攻撃を受けて倒される。すっかり落剝して袁紹の元に亡命を目論むが、内心弟を政敵だと疎んでいた袁紹からはにべもなく見捨てられ、力尽きて死亡した。
第2クールの悪の大ボスであるが、董卓のような悪逆非道ぶりも兄のような策略も持ち合わせず、ただ子供のような支配欲に憑りつかれて場当たり的な行動にしか出られなかったため、一軍の将として評価できる点は皆無に等しい。周囲の群雄からの扱いも総じて低く、名誉の戦死すら遂げられない哀れな末路を迎えた。
死後、その魂は地獄を彷徨っていたが、袁紹が玉璽の力を得たことで地獄より呼び寄せられ、かの「龍将飛将」を思わせる袁紹バウ龍飛形態へと合体した。
立体物
2010年に「真・袁術ズサ」としてBB戦士にラインナップ。長物を構えることがあるため、ひじ関節が組み込まれている。
兄・袁紹バウとの合体ギミックも再現可能。
2018年2月24日に成型色変更とクリアイエロー成型の天鎧装付属でラインナップされた。