概要
のび太の宇宙開拓史にて悪役であるガルタイト鉱業が使用していた宇宙戦艦。
ネーミングはブルートレインにブル(雄牛)をかけた物と思われ、その名の通り何となく機関車を思わせるような全体像に艦の正面は猛牛の顔を思わせるような威圧感溢れるデザインで、さらに二つの長く大きい赤い角がそれを際立たせている。動輪のように見える球形の部品は脱出ポッドである。
ちなみに、原作大長編では終盤に差し掛かってからギラーミンとともに初登場で、それまでガルタイト鉱業の2人組が使っていたのはオーソドックスなワンボックスカータイプの宇宙船である。
映画版では冒頭のシーンから使われており、ロップルの宇宙船に角をぶつけてくる。
原作漫画ではコーヤコーヤ星での最終決戦にてドラえもん達の前に立ち塞がり、空気砲の攻撃をものともせず、ひらりマントも通用しなかったが(※)、援軍にきたジャイアン達によるバットで打ち出された身の丈ほどの岩石の直撃を何発も受けた事により機関部を破壊されて戦闘不能となった。
※ 『のび太とアニマル惑星』では最大出力(かつ原作版では集中砲火である)とは言え、空気砲で(ガルタイト鉱業のポンコツ戦闘艇とは比べ物にならない程頑健な)ニムゲの戦闘機を破壊している。
旧映画版では、ドラえもんはビームをひらりマントで防いだものの、そのまま角に引っかかり岩肌へと突っ込んだ。
危うく固定砲台の狙撃を受けそうになるも、間一髪でジャイアン達が駆けつけ、スネ夫の投げたガルタイトをジャイアンが打ちこんで一発・二発目は当たらなかったが(※)、三発目が左の角に命中し、
四発目が右の角に命中。そしてしずかの投げた一発を打ち返した物が、コックピットのガラスを突き破って機関部に命中したことが決め手になり、高度がさがり、鉱山地帯へ墜落、爆発炎上した。
(ボーガント達は、墜落前に脱出用のポッドに乗って脱出している。)
※二発目は自分で打ち込んだように見えるが、よく見ると二発目ではなく、三発目が命中している
(投げたシーンは描写が省かれている)
ファミコンで発売されたハドソン版のドラえもんではブルトレインを巨大ロボット風にしたブルロボが開拓編のボスとして登場する。
余談だが、新映画版が公開された2009年3月は、奇しくも旧映画版世代の子供達を虜にした東海道ブルトレの全滅のタイミングであった。