概要
漫画及びアニメ映画のび太の宇宙開拓史に登場する鉱業を扱う企業。
反重力エネルギーを発生させる有用な鉱石「ガルタイト鉱」の独占を目論むいわゆる悪徳企業で、惑星開拓民であるロップル達を鉱脈があるコーヤコーヤ星から追い出そうと、この星の住人たちに対して様々な嫌がらせを行っている。
都会の星・トカイトカイ星(リメイク版未登場)に金色(大長編漫画版では真っ黒)の悪趣味なビルを建てているほどの大企業であり、常々受けている嫌がらせの証拠も殆どないためコーヤコーヤ星の住人は警察へガルタイト鉱業を訴えることができず、泣き寝入り状態にある。
他にも、採掘による自然破壊や殺人未遂などの違法な手段でガルタイト鉱石の違法な採掘を行っている模様(ロップル(原作ではチャミー)曰く、彼の父はガルタイト鉱業に謀殺された可能性が高いとの事)。
ドラえもんやのび太達の活躍や、本社の内偵により今までの悪事をすべて暴かれ、最後には幹部は逮捕され、企業は取り潰しになったようだ。
主要人物
(左:原作・旧映画版/右:リメイク版)
※ゴス・メスの名前の由来は牛頭(ごず)・馬頭(めず)からであり、バカラ・ウーノ・ダウトの名前の由来は、カードゲームからである。
- ボーガント/バカラ
ガルタイト鉱業主任。後述するゴス(ウーノ)、メス(ダウト)の上司。
サングラスをかけた恰幅の良い男で、いわゆる中間管理職。宇宙戦艦ブルトレインを拠点にしている。
旧版ではギラーミンに対して対等な口をきいていたが、リメイク版では彼より立場が低い様子。
部下たちを使ってコーヤコーヤ星の住人たちに対して作物の破壊などの嫌がらせをしていたが、のび太とドラえもんの行動に煮え湯を飲まされたことに激昂して後述のギラーミンを助っ人に呼んでいる。ギラーミンが倒された後はコア破壊装置を起動してコーヤコーヤ星を爆破しようと目論むが、ロップル達に阻止されて失敗に終わり、直後に宇宙パトロールに逮捕される。
逮捕時には「みんな本社の命令でやったんだぁ…俺が悪いんじゃない」と自分に非はないと漏らしていた。
なお、原作及び旧アニメ版では眼鏡を終始かけており、逮捕直後にメガネが割れるシーンがあったもののあくまで素顔を明らかにしていなかったが、2009年3月20日放送の『ドラえもん30周年スペシャル 〜決定!心に残るお話30〜』における外伝エピソード『のび太と星を流すクジラ』においてホシナガスクジラの子供の密漁作戦に失敗し、同時につぶらな瞳を持っていたことが明らかとなった。
- ゴス/ウーノ
ボーガント(バカラ)の部下の太った男。
メス(ダウト)とともに住人に対して嫌がらせを行うが、のび太たちによって撃退されている。
最後は他の社員と共に逮捕された。
- メス/ダウト
ボーガント(バカラ)の部下の背の高い男。
ゴス(ウーノ)とともに住人に対して嫌がらせを行うが、こちらものび太たちによって撃退されている。
最後はゴス(ウーノ)ら同様に逮捕された。また、前述の「のび太と星を流すクジラ」においてボーガント(バカラ)の手下としてゴスとメスは出てくるが、体格は逆(ゴス:痩せた男、メス:太った男)になっている。
用心棒としてガルタイト鉱業本社から派遣された男。
個別記事参照。
所有設備・兵器
ガルタイト鉱業の所有する大型宇宙戦艦。当該記事参照。
コア破壊装置
ガルタイト鉱業が所有する採掘設備。
惑星の中心部にエネルギーを送り込み、地殻変動を起こさせて惑星ごと爆破する。
ガルタイト鉱業はガルタイトをたっぷり含んだ惑星にこの装置を仕掛けて惑星を爆破し、惑星が木っ端微塵になった後でガルタイトを採掘していた模様。
当然ながら違法であり、これが逮捕の決め手となった。
その他、二人乗りの小型宇宙船(戦闘艇)やトロッコ、監視用の衛星も所持している。
劇中での悪行一覧
- 採掘による環境破壊
- ロップルの宇宙船の襲撃
- 収穫前の畑を巨大ナメクジを使って荒らす
- 並びに畑の所有者への暴行
- 川に毒を流して作物を枯らす(大長編、リメイク版)
- 畑の作物への放火(旧映画)
- ロップルの父の殺害(ただしあくまで可能性のみ)
- 住民を脅迫し情報を得て、ドラえもん達が来るゲート(ロップルの宇宙船のドア)を爆破
- コア破壊装置使用による惑星破壊未遂
- 希少動物の密漁(リメイク外伝)
関連タグ
宇宙幕府ジャークマター・・・・こちらも惑星のエネルギーを利用し惑星を破壊する装置をつかっていた組織繫がり