概要
基本的な流れは、前半はドラえもんとのび太達がいつものように振る舞うところから始まり、中盤から後半にかけて悪役が姿を現すのが定番パターンである。
数ある悪役の内、正体が人間もしくは人間味の強い悪役の場合、その末路は善玉勢力に敗北して捕らえられるか、改心してドラえもん達と和解するなど、いずれにせよ最後は生存するパターンが多い。
このパターンだと、その正体は時間犯罪を犯した未来人であるケースが比較的多く、その場合彼らを最終的に処罰するのはタイムパトロールの役目となっている。
一方、明らかに人外の怪物やロボットが悪役の場合、基本的に迎えるのは死亡・消滅・破壊・機能停止と全く情け容赦の無い末路である。
ただし、バウワンコ王国の犬人間やバードピアの鳥人間など、見かけが人外でも内面が人間とほぼ変わらない者は生存する事が多い。
作品によっては、事情によって明確に「ドラえもん達の敵」と言い切れる悪役とは異なるケースもある(ムー連邦や恐竜人間、天上人、昆虫人など)。
とはいえど、ポケモンやワンピースなどの映画シリーズに比べると割合的に死者は多い。(クレしんやいくつかのジャンプ漫画などがドラえもんと近い)
主なドラえもんヴィランズ一覧
リメイク版に関しては原典と統一化。
太字は作品における黒幕、もしくは(一応の)ラスボス、または両方。
斜字は最終的にドラえもん達と和解、あるいは改心した者。
- 恐竜ハンター、黒マスク、ドルマンスタイン、ティラノサウルス(のび太の恐竜)
- ガルタイト鉱業、ギラーミン(のび太の宇宙開拓史)
- ダブランダー、コス博士、サベール隊長(のび太の大魔境)
- ポセイドン、ムー連邦、巨大イカ(のび太の海底鬼岩城)
- 大魔王デマオン、メジューサ、使い魔/ギム、悪魔(のび太の魔界大冒険)
- ギルモア、ドラコルル、PCIA(のび太の宇宙小戦争)
- 総司令官、鉄人兵団、リルル(のび太と鉄人兵団)
- 恐竜人、 祭司長 、ナンジャ族(のび太と竜の騎士)
- 牛魔王、羅刹女、金角、銀角、リンレイ(のび太のパラレル西遊記)
- ギガゾンビ、ツチダマ、クラヤミ族(のび太の日本誕生)
- ニムゲ総長、ニムゲ同盟/コックローチ団(のび太とアニマル惑星)
- アブジル、カシム、サソリ団(のび太のドラビアンナイト)
- 天上人、密猟者(のび太と雲の王国)
- ナポギストラー一世、ネジリン将軍、ロボット隊長、ロボット博士(のび太とブリキの迷宮)
- オドローム、トリホー、ジャンボス、スパイドル将軍(のび太と夢幻三剣士)
- 昆虫人/ホモ・ハチビリス、 大統領 、白神様(のび太の創世日記)
- ヤドリ天帝、ヤドリ(のび太と銀河超特急)
- 熊虎鬼五郎、鬼五郎のコピー、ホクロ、種撒く者(のび太のねじ巻き都市冒険記)
- Mr.キャッシュ、Dr.クロン、リバイアサン、改造生物(のび太の南海大冒険)
- アンゴルモア、リーベルト司令官、フレイヤ、ラウミオン、眩惑の星の怪物、鉱石生命体(のび太の宇宙漂流記)
- レディナ、ヤフー、ケツアル、コアトル(のび太の太陽王伝説)
- ジーグリード長官、バビロン、フェニキア(のび太と翼の勇者たち)
- デスター、ジャンヌ、コングファイター(のび太とロボット王国)
- ウランダー、ストーム、嵐族、ゴラド、マフーガ(のび太とふしぎ風使い)
- ネコジャラ、ニャーゴ、シャミー(のび太のワンニャン時空伝)
- シラー、パルナ、緑の巨人(のび太と緑の巨人伝)
- ブイキン、トラギス、怪魚族(のび太の人魚大海戦)
- シャーマン、ロック、スネイク、スカイ(のび太と奇跡の島〜アニマルアドベンチャー〜)
- 怪盗DX/※ネタバレ注意、ペプラー博士、ガードロボ(のび太のひみつ道具博物館)
- イカーロス、ハイド、メーバ、オーゴン、宇宙海賊(のび太の宇宙英雄記)
- ブリザーガ、ヤミテム、オクトゴン(南極カチコチ大冒険)
- キャプテン・シルバー 、ビビ、ガガ(のび太の宝島)
- ディアボロ、ゴダート、タラバ(のび太の月面探査記)
- 巨大翼竜、ジル、ナタリー(のび太の新恐竜)
- 三賢人、レイ博士(のび太と空の理想郷)
- ノイズ、ワークナー(のび太の地球交響楽)
関連イラスト
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クレしん映画ヴィランズ:同じテレビ朝日系列の国民的アニメ映画における悪役の総称。ただし、純粋な悪党が多いこちらと比べると、あちらは憎めない悪役から哀しき悪役まで、こちら以上に多種多様となっている。