ディアボロ(ドラえもん)

でぃあぼろ

映画『ドラえもんのび太の月面探査記』の悪役。

概要

カグヤ星の統治者で、「帝」とも呼ばれる。一人称は「余」。

エスパルの力を求めており、配下のゴダート達にエスパルを探させている。

※ここから先は、映画本編のネタバレを含みます。

「冥土の土産に拝ませてやろう…余の姿を！」

その正体は、かつてカグヤ星の軍部が開発し、カグヤ星の月を砕いた破壊兵器の人工知能。

御簾に映る巨大な影は実体ではなく、本体は丸いポッド型メカのモニターに映る、鎧武者や鬼神を思わせる生首だけの姿である。

自身がカグヤ星の荒廃を招いた元凶にもかかわらず、その正体を隠して統治者の座に居座り、カグヤ星を支配していた。

ゴダート達にエスパルを探すよう命令を下していたのも、「荒廃したカグヤ星を救う」というのは建前に過ぎず、真の目的はエスパルの力を手に入れ、自身のエネルギーにする事であった。

また、後にタラバから地球に関する報告を受けると地球にも狙いを定め、カグヤ星を「骸」と見限って地球侵略を企てた。

後に反旗を翻したゴダートやドラえもん達を、ロボットである直属の配下の衛士達を操って捕らえ、ルカ達エスパルの力を吸収して力を蓄えた後、ドラえもん達を熔鉱炉で溶かして処刑しようとする。

しかし、ノビットの発明した「定説バッジ」を付けたムービット達やウサギ怪獣を引き連れたしずかとルナの乱入によりドラえもん達を救出され、配下の衛士達を次々と倒され形勢逆転されてしまう。

それでも隙を突いてルナを捕らえると、巨大な鬼の顔や昆虫を思わせるデザインの機械のボディに自身と彼女を組み込み、そのまま地球を侵略しようとカグヤ星から飛び立とうとしたが、エスパル達の力によって動きを封じられてしまう。

最後はのび太の空気砲による射撃で放たれた、宇宙一硬い弾丸と化したモゾにモニターの顔を撃ち抜かれ、本体は消滅、ボディも大破してカグヤ星の海に墜落し、完全に滅び去った。

なお、捕らわれていたルナや、発射されて空高く投げ出されたモゾは、それぞれスネ夫とノビットに救出され無事だった。