概要
ダブランダーに仕える黒い目と白い瞳をした不気味な老科学者。
外の世界(人間界)への侵略を目論むダブランダーの命を受けて五千年前の古代兵器である「火を吐く車(木造性の戦車)」と「空飛ぶ船(木造性のプロペラで飛行する飛行船)」を再現した。
またバウワンコ王国に伝わる伝説や歴史にも詳しく、ドラえもんたちが目指す最終目的地を的確に見抜いて待ち伏せして巧妙に追い詰めるといったダブランダーの参謀としての役目も担っている。
最終決戦において空飛ぶ船の船団を率いてドラえもんに襲い掛かるも巨神像の攻撃を受け原作漫画では船から転落して投降、映画では船の墜落爆発に巻き込まれて生死不明(おそらく描写的にそのまま爆死)となる。
リメイク版
古代兵器の研究を行っている科学者。どちらかと言えばマッドサイエンティスト的なデザインだった旧作版と違い、宮廷魔術師の様な容姿に変わっている。
今回もダブランダーの陰謀に協力しており、空飛ぶ旗艦に搭乗してドラえもん達を迎え撃つも、動き出した巨神像に旗艦を破壊されて地上へと落下。今回は旧作映画と違って原作同様に一命をとりとめており、自慢の旗艦を失った事で戦意を喪失したらしく、クンタック王子にダブランダーの行き先を問われるとあっさり白状した。
なお本作では原作でも使っていた火炎放射器やタル爆弾等の兵器に加え、新たに「遠吠え砲」なるエネルギー砲を製作して空飛ぶ船の指揮艦に搭載しており、巨神像を一時ダウンさせる程の威力を誇っていた。旧作では「そんな貧弱な武装で人間界を侵略するなんて無理だろ」とファンから辛辣な指摘を受けていたバウワンコ王国軍だが、この遠吠え砲は他の武器とは明らかに一線を画す破壊力を持っており、この兵器が量産されて世界征服作戦に登用された場合、人類側に大打撃を与えることは想像に難くない。