概要
ダブランダーによって王宮の奥に軟禁され、妻になるよう執拗に迫られながらも死亡と公表されていたフィアンセのクンタックの生存を信じ(旧作版では急病死とされ、リメイク版では父王毒殺犯で自殺したとされていたため彼の無実と共に)彼の帰還を待ち続けていた。
後にフィアンセと彼が連れてきたドラえもんたちの活躍により、ダブランダーのクーデター(王位簒奪)は最終的に失敗に終わる。悪あがきをしようとするダブランダーはスピアナ姫を人質として逃亡を試みるも、スピアナ姫が従うはずもなく、自棄を起こしたダブランダーはスピアナ姫を手にかけようとするが、駆け付けてきたクンタックに救出された。その後、王位に就いたクンタックことバウワンコ109世の王妃になったようだ。
クンタックとは婚姻前だったが周囲からは既に「姫様」と呼ばれており、簒奪者のダブランダーが結婚を迫っていたことから、王族出身者だった可能性がある(スピアナ姫が王族出身であるならダブランダーとしては結婚すれば「王族の婿」として自分の王位をより正当化できる)。
リメイク版
原作では登場の機会が短く、キャラクターとしての掘り下げもなかった為、どのような人物かは不明だったが、今回はより深く掘り下げられており、ブランダーによって王宮に軟禁されながらも、王子の生存と帰還を信じて国民の為に昼夜問わず平和の祈りを捧げる懐の深さと、ブランダーに妃になるように言い寄られても決して屈しない芯の強さを併せ持つ、クンタック同様に彼女もまた王妃としての器の持ち主であることが描写されている。
ちなみにリメイク前と後では大きく容姿が異なっている。リメイク前(原作漫画も)はクンタック同様に白の毛色で細身。リメイク後では茶色系の毛色である。尚、どちらもクンタックより少し背が高い。クンタックが小柄気味なのもあろうが、あるいはスピアナ姫の方が少し年上なのかもしれない。