あの戦争の続きは、もう始まっている。
神々は欲望の殻に七つの光を焼き付け、己の権力が及ぶものであると世に知らしめた。
しかし、俗世の底では残骸が燃え尽き、僭越者へ警告する。神の座は汝のためのものではないと。
僭越者よ、ここで足を止めるな。誰であろうと高みの見物などできない。見よ。
――ダインスレイヴ
概要
オープンワールドゲーム「原神」の舞台。七柱の神が統治する大陸。
この大陸の外にも「闇の外海」と呼ばれる外の世界は存在するが、大陸を含む世界全体を指してこの呼び名を使う事もある。
主人公がとある理由から冒険することになる。
テイワット七国
それぞれの国には七神と呼ばれる神が存在している。詳細は各統治神の項目や魔神(原神)まで。
ただしいずれもストーリーやイベントのネタバレを含むため自己責任のもとで参照して頂きたい。
- 【風】モンド
”自由の神”風神バルバトスの領域たる「自由」の国。リリース当初から開放済み。
モチーフはドイツを中心とした中近世西ヨーロッパ。神の姿を見ることのない「神の去った地」。
- 【岩】璃月(リーユェ)
”岩王帝君”岩神モラクスの領域たる「契約」の国。リリース当初から開放済み。
モチーフは古代～中世の中国。神託により繁栄を謳歌する「神と共にある地」。
- 【雷】稲妻(いなずま)
”雷電将軍”雷神バアルの領域たる「永遠」の国。2021年7月のVer2.0で開放。
モチーフは中近世(主に江戸時代)の日本。神を絶対的な君主とした「神が支配する地」。
- 【草】スメール
”クラクサナリデビ”と呼ばれる草神の領域たる「知恵」の国。2022年のVer3.0で開放予定。
モチーフは西アジア～アラブ地域(中東・北アフリカ)と思われる。
「テイワット最高峰の学び舎である教令院がある」「密林と砂漠しか無いような国」
「最近怪しい連中が出入りしており、不穏な空気が漂っている」
……などの情報が明らかになっている。
- 【水】フォンテーヌ
水神の領域たる「正義」の国。今後のアップデートで開放予定。
モチーフは近世ヨーロッパ(フランス・イギリス等)およびアメリカと思われる。
「テイワット有数の機械技術を持つ」「何をするにも法律でがんじがらめに縛られる」
「今代の水神に代替わりしたとたん、先代の配下であった純水精霊たちが離反した」
「他国からは華やかに見えるが、内部の者は遠からず訪れるだろうエネルギーの枯渇に怯えている」
……などの情報が明らかになっている。
- 【炎】ナタ
炎神の領域たる「戦争」の国。今後のアップデートで開放予定。
モチーフは中南米あるいはアフリカと思われる。
「質の高い温泉が存在する」……などの情報が明らかになっている。
- 【氷】スネージナヤ
"氷の女皇"と呼ばれる氷神の領域。象徴たる言葉は明らかになっていないが「反逆」か「愛」と推測できる。
モチーフはロシアと思われる。
「ファデュイという組織を擁し、他国相手に策謀を巡らせている」「冒険者協会の本部が存在する」
……などの情報が明らかになっている。
かつて存在した国(現在は滅亡)
500年前に“地下に没落し”滅びたといわれる国。
この国がいかなる在り方で栄え、いかにして滅び、その残滓が今どこで何をしているか、
それら全てがこのゲームの根幹に絡む深刻なネタバレとなる。個別記事の閲覧時は注意されたし。
- フィンドニール
今のモンドのドラゴンスパインに存在した国。
- 鶴観
稲妻領の最南端にある島に存在した。
- 白夜国
今の稲妻の淵下宮に存在した国。海祇島の民はこの国の民の末裔である。
所属不明の地域
- セレスティア
空にある神の住む島。この世界の英雄が死後行きつく場所。公式漫画では言及されゲーム内でも存在しているが、未だストーリーで名前すら出ず、カーンルイア以上に謎が多い。
通常は霧に閉ざされ立ち入ることも叶わぬ群島。主に期間限定イベントで攻略していく事になる。
その生まれにはモンドの建国史に記された風神バルバトスのとある行いが絡んでいるらしい。
関連動画
余談
- テイワットの各国(地域)にはモチーフとなる「現実に存在する国や地域」「季節」「元素」「キーワード」が存在する。
- 各地域の音楽は「モチーフとなった国の伝統楽器(音楽)とオーケストラの融合」という一貫したテーマのもとで作曲されている。何の楽器がどのように使われているかを調べたり聞き比べたりしてみるのも面白いだろう。
- 「テイワット」の語源はヘブライ語の"Teyvat Norh(ノアの方舟)"である。
