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虚無僧の編集履歴2022/07/11 21:33:49 版
編集者:けんたろう
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虚無僧

こむそう

禅宗の一派「普化宗」の僧侶のこと。 天蓋(てんがい)という独特の深編笠を被り、尺八を吹きならしながら旅修行に明け暮れている。 時代劇では、密偵や暗殺者の変装としてよく登場する。

虚無僧とは、僧侶の一種である。

概説

禅宗の一つ「普化宗(ふけしゅう)の僧侶のこと。

普化宗はの禅僧・普化によって開かれた宗派で、鎌倉時代に臨済宗の心地覚心(しんちかくしん)によって中国からもたらされ、その後江戸時代になって活発に活動を展開している。

僧侶とはしているが、剃髪ぜずに半僧半俗の形態を通している。

天蓋と呼ばれる籠状の深編笠を被って頭を覆い隠し、小袖(一般的な着物)に肩に袈裟を掛けた姿で、托鉢による喜捨を請いながら遊行(旅修行)する。

普化宗自体に「正典」と言える経典はなく、尺八の演奏を以て托鉢修行をする。

よって天蓋と尺八は虚無僧を象徴するアイテムでもある。

また護身用に小刀脇差を帯刀する。

後年になると九州系や奥州十一ヶ寺組合など流派間の細かな違いが出てきた。

奥州十一ヶ寺組合(根笹派)は弘前藩の公認を受け錦風流として大きな発展を遂げた。

明治時代になって普化宗は廃仏毀釈によって解体させられた。このため虚無僧寺の多くはほぼ壊滅したが、国泰寺に関しては臨済宗相国寺派に避難することで存続に成功した。1905年には相国寺派から独立し臨済宗国泰寺派として現在に至る。

一方でこの時廃寺となった明暗寺に関しては、臨済宗東福寺派の庇護を受け、東福寺塔頭の善慧院を間借りする形で1890年に明暗教会として復活。敗戦によってGHQによって信教の自由に反する法令が事実上破棄されたことで1950年に普化正宗として教団が復興しており、現在は京都府東山の明暗寺を本山に置いて活動している。

創作における虚無僧

時代劇では旅路でのモブとして、また天蓋による匿名性の高さを利用して密偵暗殺者などの変装に利用されるなど、ちょこちょこと出番を貰っている。

虚無僧をモチーフにしたキャラクター

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