ミジンコピンピン
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みじんこぴんぴん
ミジンコピンピンとは漫画『しあわせのかたち』で、作者の桜玉吉によって名付けられた現象のことである。
ぼくが初めて、それに気づいたのは
小学校3年の夏でした。
ふと空を見上げると、みじんこのよーな
ゴミのよーなものが見えるではありませ
んか。しかも、それに視点を合わせ
ようとすると、ピンピン動くのです。
あの時の感動は今も忘れません。
桜玉吉(漫画家)談
初登場は『しあわせのかたち』1巻「オホーツクに消ゆ」パロディ回のACT3。
ホのルル空港に到着したボスことデカチョー「おまえ」が、新しいブカの「さまるわたるコイツ」との会話中に突然、「空をみろっ!」「ミジンコみたいのがとんでるだろっ!」と言い始め掲載されたのが上記の文である。
見た目は一般的なミジンコとは違い、顔がついた球体を棒でつないだ分子模型のような姿である。
ACT4では実体化して「みーじんこ みーじんこ ゆーらゆら ぴん ぴんっ!」とみじんこピンピン攻撃!!を披露。痛くはないが気持ち悪いらしい。
以降おまえの得意技として使われることとなる。
正体は目の中のゴミとも、飛蚊症ともいわれているが定かではない。
創作などを通じて『しあわせのかたち』を知らない世代にも知られている。
- ロールプレイングゲーム的な世界を舞台にした『スペシャル』では、『ファミコンウォーズ』の戦車隊へ生物兵器として使用。
- 『Dr.オリマ』では、新種の菌に感染し暴走した「パースーオリマ」の投げたカプセルと相殺。
- 『遊遊夕月』では「化け猿しうまい」の頭に巻きついた「ミジンコピンこじゅ」として登場。
- 短編集『おやじの惑星』掲載の学園漫画では女教師「栗林きみえ」の目の中にもおり、顔は美男子であるとの描写があった。
- 桜玉吉がキャラデザインをしたファミリーコンピュータ用RPG『サンサーラ・ナーガ』では、ドラゴンクエストシリーズでいえばスライムのような最弱のモンスターとして登場。赤い毒性のミジンコ「どくみじんこ(ガラミジンコ)」。最上位種でピンピン攻撃を仕掛けてくる紫色の「みじんこロード」が登場した。売値は安いが最初は獲物として重宝する。なお下町にはぷちぷちした食感のミジンコ焼きなるものを売る飲食店がある。
- 『サンサーラ・ナーガ2』では、編笠にぞんざいな顔が描いてある虚無僧姿の最弱の魔物使い「ミジンコ使い」が登場した。なお対決することになるコロシアムでの前口上は以下のものである。
ミジンコを ばかにしては いけない。
ミジンコの「み」は、「みらい」の「み」。
ミジンコの「じ」は、「じゆう」の「じ」。
ミジンコの「ん」は・・
「ん」は・・
んー・・
んー・・
ミジンコを ばかにしないで ください。
ミジンコつかい・ミジンコシンカ、いきます!
- なおスーパーファミコン版『サンサーラ・ナーガ2』で、モンスターを前世の弱い姿に変えてしまう特殊マントラ「サンサーラ」を重ね掛けすると、最終的にミジンコになる。
- 第2階層の「温泉世界ラドン」にある「乳海」から延々と湧き出て誕生しているので、もしかしたら彼らが輪廻転生の果てに他のモンスターになっているのかもしれない。
- 『夕闇通り探検隊』においては、登場人物の一人シイナクルミが似たものを見ていたようだ。
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