ワンダーオオとは、桜玉吉の「しあわせのかたち」におけるシリーズ作品の一つである。
概要
現バンダイナムコの「ワンダーモモ」のパロディ作品。全8話。コミックス3巻に収録。
ある朝、べるのは一家の秘密(?)としてワンダーオオへの変身能力の存在を告げられる。その事実がひょんなことからクラスメイト達の知ることとなり、学園祭にてこの能力を利用した舞台劇を披露するというアイデアが浮上する。かくして2年しあわせ組の特撮風舞台劇「ワンダーオオ」が幕を開けた…
作品そのものは上記の通りワンダーモモをベースとしているが、桜玉吉作品のお約束としてその他にもUFO・宇宙人関係のオカルトネタ、「突撃!ヒューマン!!」(映像が残っていない幻の作品なので読者からたくさんの情報が寄せられた)等の特撮作品ネタ等が随所に散りばめられた、当時の「しあわせのかたち」の作風が色濃く反映された内容となっている。
シリーズの中でも特に人気の高い作品であり、OVA版では1巻と3巻のメインストーリーとして採用されている他、ホビージャパンより発売されたガレージキットにはべるのとは別にワンダーオオとして2種類が存在する(通常ポーズと「怒りのイカリング」)。
登場人物
「しあわせのかたち」の登場人物の項も参照されたし。本項では本シリーズにおいての特化設定、特に本作のメインである舞台劇中の設定を中心に述べる。
本田べるの
本作の主人公。「しあわせのかたち」の「例の三人組」の一人。普通の高校2年生だが、素早く回転することで正義のヒロイン・ワンダーオオに変身することが出来る(舞台劇設定ではなく当人のスキル)。悪の秘密結社「にぼにぼ」の侵略を食い止めるために戦う変身ヒロイン。
司会者
名前不明。舞台劇の司会者。べるのの変身シーンで会場に熱い呼びかけを送り、ワンダーサインを送る(元ネタは特撮作品「突撃!ヒューマン!!」)ことを促す。何故か第二幕では一緒に水着姿になっていたりする。
タンニンキョー・C (担任教師ルゲ)
第一幕の敵役。べるのの担任教師。世界征服計画の一端として公園の風紀を乱す。
シーモンキー親子
第二幕に登場。海の家「サルルル」を経営している、青い猿の親子。その出自にはある秘密が隠されている。ちなみに息子のみ「しんいち」という名前が登場している。
UFOキャッチャマン
第二幕の敵役。
オマヤマ (おまえ)
第三幕に登場。にぼにぼについての情報提供を行った協力者。擬音に合わせてモノを作り出す特殊能力(?)を持つ。
ノカバヤシオブヤス
第三幕に登場。にぼにぼに警備員として雇われていると言うが…。元ネタは岡林信康。
アリャゾーナ (ありあ)
第三幕に登場。にぼにぼの硬派女戦士。