日本の政治家。第64・65代内閣総理大臣、第6代自民党総裁(在任1972年7月~1974年12月)。
首相在任中に中華人民共和国との戦後処理問題を解決し、日中国交正常化を実現。台湾と断交した。緻密且つ大胆な政治姿勢から、「コンピューター付きブルドーザー」との異名を取った。
ロッキード事件による政界引退後も、田中派の政治家を通じて影響力を行使し、「闇将軍」の異名で呼ばれた。現民主党の田中眞紀子議員は、実の娘。
一度会った人は決して忘れない、自分宛の手紙には必ず目を通す、これと見込んだ人物には助力を惜しまないといった人柄から人望が極めて篤く、田中がかわいがった後輩政治家には、金丸信、竹下登、小沢一郎、羽田孜、橋本龍太郎、小渕恵三、野中広務、渡部恒三など、後の政界において重きをなした人物が少なくない。