概要
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会1stアルバム『TOKIMEKI Runners』8曲目に収録されている優木せつ菜のソロ曲。
テレビアニメ第1話挿入歌でもある。
虹ヶ咲作品のプロジェクト上ではせつ菜が最初に歌ったソロ曲だが、これがせつ菜の劇中のスクールアイドル活動における何曲目の楽曲であるのかは明かされていない。(せつ菜は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が始まる前からソロ活動していた人気スクールアイドルだったため)
アニメのオープニングをイメージしたかのような疾走感溢れる楽曲。しかし、ショートサイズの長さは95秒程度なので、ギリギリアニメ標準のOPサイズ(89秒)からはオーバータイムになってしまっている。
劇中でも実力者と言われている通り、彼女のソロ曲もラブライブ!シリーズの曲でも屈指のキーの高さと難しさを誇り、最高音でもあるラスサビのシャウトはなんとhiE。伝説のスクールアイドルは伊達じゃなかった。
『スクスタ』では初期から3DモーションのMV付で実装。
ステージで火柱が上がる演出が見られる。
イントロとアウトロのダンスには前方低めを蹴る振付がある(ハイキックではない)。
ライブ披露
優木せつ菜役の楠木ともりによる再現ステージは2019年3月開催のトーク&ライブイベント『校内マッチングフェスティバル』で初披露。以後定期的に披露されている。
『スクスタ』の火柱が上がる演出は虹ヶ咲1stライブやラブライブ!フェスでしっかりと再現された。
ちなみに偶然にも『CHASE』というタイトルの楽曲でステージ上に火柱を上げた例には8年前のミュージックステーション_スーパーライブに先駆者がいる。*
CD音源ではラスサビの裏パートだったシャウトは、ライブではメインパートに変更。
ライブverではシャウト(フェイク)がこの曲の最大の見せ場になっている。
シャウト用に息を整える必要があるので、直前のボーカル1フレーズだけは音源に任せており歌っていない。
ラジオ「虹ヶ咲学園~おはよう放送室~」によると裏パートのシャウトの方を歌う演出は、楠木自身はAqoursの津島善子役・小林愛香のステージからそうなると予想できたという。(『in this unstable world』)。
2021年3月開催のライブイベント『校内シャッフルフェスティバル』では、虹ヶ咲メンバー全員が1曲目のソロ曲を総シャッフルしてパフォーマンスする企画を実施。
当曲もとある虹ヶ咲キャストによってカバーされた。
原曲のキーの高さは相当な物なので、そのメンバーはキーを低くして歌唱している。熱く格好良いパフォーマンスにはなったが、そのメンバーのキャラクター性に沿って少し可愛く歌われており、曲の終わりの暗転時にはウィンクもしている。
テレビアニメ
新曲がほとんどを占めるテレビアニメ楽曲では唯一の既存曲である(唯一の既存曲は2期7話まで)。
虹ヶ咲学園で創設されたばかりの虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、そのスクールアイドルグループお披露目ライブ(会場:ダイバーシティ東京プラザ)は急遽ステージ内容が変更となり、5人グループの予定がせつ菜1人だけが登壇することになった。そのステージで披露された楽曲が『CHASE!』だった。
たった1人の野外パフォーマンスでも客の歓声が遠くまで響く熱狂のライブ。
これを偶然観た高咲侑と上原歩夢は一気にスクールアイドルの世界に惹き込まれ、侑にはスクールアイドルのファンを、歩夢にはせつ菜と同じスクールアイドルを初めてみようと思い立たせたほどの影響を与えた。
特に侑は、この楽曲をピアノで弾けるようになりたいと繰り返し練習しだすようになり、それが侑とせつ菜を結ぶ接点に、そして侑の夢の始まりに繋がっていった。
動画サイトにアップされたこのステージの映像にもファンから多数の好評コメントが寄せられている。
Fullサイズで歌われたがアニメの演出上、歌い出しと落ちサビ~ラスサビの部分のみが映像化した。落ちサビとラスサビはここで初めてアニメーション化。
ラスサビでは侑が浴びた激しい情熱が、炎と熱波を噴くステージの形をした心象世界として描写された。
ダンスやせつ菜の表情は、楠木ともりのパフォーマンスを逆輸入している。第1話アフレコ時はアニメ映像の方が未完成だったため、収録ブースには参考資料として楠木の『CHASE!』パフォーマンスの写真が貼られていたという(虹ヶ咲学園~おはよう放送室~」より)。
ラスサビのシャウトは楠木と同じくメインパートになった。
ただしアニメのせつ菜の方は直前のボーカルもきっちり歌い切り、息継ぎ無しでシャウトを始めている。
関連動画
関連タグ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会