概要
”メフィラス義村”とは、SNS上において『鎌倉殿の13人』の登場人物の一人・三浦義村につけられたあだ名である。
呼ばれるようになった理由
- 初登場時、史実では10歳に満たない年齢でありながら北条義時の幼馴染として登場、他の誰よりも長年にわたって人生を積み重ねたような貫録を見せる。
- 笑顔を見せていても目が笑っていない底が見えない恐ろしさを覗かせる。
- 三浦義村役の山本耕史氏は、同時期に劇場公開された『シン・ウルトラマン』にてメフィラス役を務めている(撮影時期的には本作の方が後である)。
- 義時の盟友としてふるまい、鎌倉殿を擁する北条氏の権力掌握に協力しながら、隙あらば北条にとって代わろうと知略をめぐらす。
- 義村は後の研究にて「不可解な人物」と評されており、ドラマ内でも飄々としたどこか読めない言動が目立つが、メフィラスもまた飄々とした態度の裏で遠大な策謀を巡らせる策士として描かれている等共通点が多かったことから、両作品を視聴したファンからは「平安時代からメフィラスは地球に潜伏してたのか」「マジでメフィラスにしか見えない」という声が散見されている。
- 結果、山本氏は「何を演じてもメフィラスに見える」と書かれ、氏が演じた藤原頼長(『平清盛』)→三浦義村(『鎌倉殿の13人』)→石田三成(『真田丸』)→土方歳三(新選組!』)もメフィラスと言われ、果てはフジテレビ『競争の番人』第1話・第2話にて主人公が所属する公正取引委員会と敵対するホテル天沢の専務・天沢雲海までメフィラスと言われてしまった。
- 鎌倉殿制作チーム間でも話題となっているようで、三谷も「メフィラス最高」と絶賛しているとの事。朝日新聞に連載しているコラムにもその思いの丈を綴っている。
- おまけに、『シン・ウルトラマン』にて共演している山寺宏一氏が慈円役での出演決定により、「この頃から既にとある外星人にマークされていたのでは?」というオチ(?)までつけられた。
- ウルトラシリーズ関連では、他にもトウ役の山本千尋氏が『ウルトラマンジード』でメインヒロインの鳥羽ライハを演じていたことが記憶に新しい。また、主演の小栗旬もデビューして間もない頃『ウルトラマンティガ』の玩具のCMに出演していたことがあったりする。
- 24話では大姫との対話の中で、「人は己の幸せのために生きる。当たり前のことです。」というメフィラス構文を彷彿とさせる発言が飛び出したため、ファンをさらに沸かせることになった。
- 脚本家・三谷幸喜氏は、今後の義村について「最後までどんなキャラクターなのか分からないやつを貫いてほしい。実際の歴史では暗躍しますから、一番最後に(ドラマの)ラスボス的な意味合いになるのは、ひょっとしたら三浦義村かもしれません」とコメント、これからもメフィラス義村の名を高めると思われる。