プロフィール
名前 | アボミネーション(Abomination) |
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本名 | エミル・ブロンスキー |
性別 | 男性 |
属性 | パワー |
必殺技 | アボミネーション・ストンプ |
概要
KGBのスパイで、ハルクの秘密を探るうちに大量のガンマ線を浴びてしまい、怪物化してしまった。
外見は緑色の巨大な半魚人のようである。
ハルクと違って知性は失われていないが、人間の姿には戻ることができない。
その後はアボミネーションの姿のままロシアのエージェントとして活躍するが、2008年に刊行されたHulk Vol.2で何者かに暗殺されて死亡し、以降登場しない。
MCU版
演:ティム・ロス、吹替:檀臣幸 → 三木眞一郎(『シー・ハルク』以降)
KGBエージェントではなく、ロシア生まれイギリス育ちの優秀なイギリス海兵隊特殊部隊員として登場するが、これは映画に上手く活かせられる設定ではなかったことと、演じたティム・ロスの提案による改変。
また、ティム・ロスがこの役を引き受けた理由は息子がアメコミヒーローファンだったからである。
ちなみに当初は『エイジ・オブ・ウルトロン』に登場する予定があったが白紙になった。
インクレディブル・ハルク
ハルク狩りの為にサンダーボルト・ロス将軍に召集され戦いに参加するが、ハルクの圧倒的な力に成すすべ無く逃げられてしまい、その力に魅了され自身も同等の力を欲するようになる。
その後、自ら望んで最終段階に入っていた超人血清を投与され、もう一度戦闘に赴くが、ハルクのような力はやはり手に入っておらず、ハルクを挑発した結果全身を粉砕骨折する重傷を負ってしまう。
しかし、投与した超人血清の効果は効いており丸一日で全身が完治しさらにもう一度超人血清を投与してブルース拘束に赴いた。
その際、脊髄が奇妙な形に変容しており、彼は自分のことを「モンスターになった気分だ。」と形容している。
その後、サミュエル・スターンズの元からバナーが拘束されるが、過剰な力を望んだブロンスキーはサミュエルを銃で脅してサミュエルが複製していたハルクの血を投与され、体が巨大な化け物に変貌して、アボミネーションと化し街を本能のままに破壊しつくした。
ハルクとは違い理性はしっかり残っている他、多量の血清を投与していた為かハルクに善戦し、胸に傷を付けるほどだったが機転を利かせたハルクの攻撃で拘束され殺されかけるも、ベティが「殺さないで」と静止したため殺されず、そのまま気絶しS.H.I.E.L.D.に身柄を拘束された。
エージェント・オブ・シールド
名前のみ登場。
有名な戦争の英雄であり、ハルクから身を守るためにアボミネーションになったと政府が信じて、彼をアベンジャーズのメンバーにするつもりだったが、コールソンやトニーの尽力で阻止され代わりにハルクがアベンジャーズに選ばれた。
シャン・チー/テン・リングスの伝説
主人公シャン・チーの妹シャーリンが運営するナイトクラブ「ゴールデン・ダガー」にて、非合法の賭け試合の選手として登場。
試合の相手は、ドクター・ストレンジの仲間であるウォンだった。
『インクレディブル・ハルク』のときより原作コミックに近い姿になっているが、一方で理性的になっており、試合後は大人しくしていた。
唸り声のみで明確な言葉は発していないが、原語版ではティム・ロスが演じている。日本語吹替は不明(檀氏は2013年に急逝している)。
シー・ハルク:ザ・アトーニー
久々に人間としての姿でも登場。
吹替は「X−MENユニバース」で青年期のマグニートーを務め、ティム・ロスの担当は24年ぶりとなる三木眞一郎が引き継いだ。
『インクレディブル・ハルク』の件で、ダメージコントロール局が管轄する刑務所に収監されている。
自身の仮釈放審議における弁護担当としてハルクことブルース・バナーの従妹ジェニファー・ウォルターズ / シーハルクを指名。彼女に依頼することは利益相反の原則(弁護人と依頼者の間にビジネス以外の関係性があり、弁護に影響を及ぼすことを避ける原則。この場合、ジェニファーがエミルがブルースにしたことを理由に、エミルに不利な弁護をすることが懸念される)に該当するが、それについても免責することに同意している。
ジェニファーとの初回面会の際は、十分に反省していること、被害者一人一人に謝罪の意思があること、反省の証として俳句を読んでいること、獄外にいる「7人のソウルメイト」と文通をしていることを説明する。
『インクレディブル・ハルク』の出来事は「政府の命令でやった」と証言し、大人しくしている風を醸し出していた。
ジェニファーは、当初エミルの弁護は拒んでいたものの、仕事のために引き受ける。
が、その直後『シャン・チー』での試合の映像がマスコミにリークされ、ジェニファーにバレてしまう…
圧倒的に不利になってしまった状況であるが、試合の相手であるウォンが現れ、仮釈放委員会の場で「組み手の相手が欲しかったため、自分が彼を魔術で脱獄させた。彼自身に脱獄の意思はなく、カマー・タージで保護する提案も拒否し、自ら刑務所に戻った」と証言。
また「アボミネーションになって、我を失って暴れるのでは?」という追及にも、自ら変身しながら、脱いだ靴を揃えたり、変身解除直前に毛布をまとう(変身したときに服がやぶれており、解除すると全裸になるため)など、変身したとしても理性があることを自ら証明。
結果、仮釈放が認められ、委員会に同席していた「7人のソウルメイト」である女性たちに見送られ、刑務所を後にした。