概要
全自動卵割り機とは『サザエさん』に登場した家電製品。正確な商品名は「全自動タマゴ割機」
2007年5月27日に放送された「父さん発明の母」の回に登場した。
使用方法
- 電気コードをコンセントに繋げる。
- 蓋を開いて卵をセット。同時に5個くらいまで可能。
- レバーを引く。
以上の工程を済ませると、卵が一つ排出され下部のアームがキャッチして固定、卵に杭が打たれてヒビが入り、アームが殻を分けて卵の中身を下に落とすという作業を全自動で行ってくれる。
人間が行うのは「卵のセット・殻の撤去・レバー操作」であり、卵を割るという繊細な作業を1歳半くらいの波野イクラが行えてしまうという、オーバーテクノロジーな家電製品。
購入した波平は「あっと驚く主婦の味方」と称していたが、カツオは「手で割った方が早いんじゃないかな」と無粋なツッコミを入れている。
マスオは「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛」と大げさなリアクションをして波平を喜ばせるなど、波平への気遣いとも取れる行動を取っていた。みんなの反応に波平も「創価☆創価」と御満悦。
しかしノリスケは当初ボロクソに貶して波平の怒りを買い、一時は出入り禁止を言い渡される(この場面で流れたBGMは「ノリスケ死のテーマ」と呼ばれた)が、イクラがタマゴ割機で遊んでいる姿を見て考えを改めている。
その後、何と実写ドラマ版にもまさかの登場。
だが、こちらでは手作りであり、そのため卵を上手く割ることができず、最終的に流しそうめん機になってしまった。
リアル全自動卵割り機
現実では1時間に3,000個の卵を割って、卵黄と卵白を分離する「割卵機」が業務用としてマヨネーズ工場などに使われている。
こちらは殻の破片を出さないため、専用のカッターで殻の一部を切ってからひっくり返す仕組みとなっている。
放送から10年後の2017年にタカラトミーが「究極のTKG(きゅうきょくのたまごかけごはん)」というクッキングトイを発売。
全自動卵割り機を彷彿とさせるギミックを搭載している。
余談
放送当時ニコニコ動画に転載されたことで流行し、あまりにインパクトがあったのか、この回の音声や動画を用いたMAD動画が多数投稿された。そして消されまくった。
関連タグ
グルグルダシトール:同話にて波野ノリスケが提案した鰹節から出汁を取る機械。
※ニコニコ大百科の該当記事(外部リンク注意)
ウーロン茶☆ヌルヌル:上記の「グルグルダシトール」を逆再生した場合こうなるらしい。
※ニコニコ大百科の該当記事(外部リンク)
ZARD(坂井泉水):実はこの話の放送日は彼女の命日でもある。そのため、リアルタイムでは彼女の訃報にショックを受けとてもアニメを見る気でなかった人は珍しくなく、後からこのネタを知ったというパターンが多い。
有名回
穴子さん最後の晩餐:2015年7月5日放送。
真夏の昼の正夢:2017年8月6日放送。
ノリスケ出入り禁止:2022年9月4日放送。ノリスケが波平から出入り禁止を言い渡されるのが共通。