ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
の編集履歴2022/10/16 07:46:36 版
編集者:勿茂
編集内容:記事本文に追記した。

🌰概要

栗とは、ブナ科クリ属植物の総称。落葉樹北半球の温暖で湿潤な地域に広く分布している。

種子を食用にする。実はイガに覆われ、1個から7個の種子が入っている。

栗拾いをする場合は頭上からいがいがに包まれた栗の落下に注意。帽子や厚手の長袖等で防御しておこう。

木材としてはや腐蝕に強い。かつては建築建材としても用いられた。丈夫な木で幹を切り倒しても切り株から蘖(ひこばえ)が生えて再生する。

英語では『Chestnut(チェスナット)』。

フランス語では『châtaigne(シャテーニュ)』という。

marron(マロン)』という呼び方が有名だが、これはマロニエセイヨウトチノキ)に生る実のことも含む。

シャテーニュのうち、イガの中に2個から3個の小さな種子が入っているのがシャテーニュ、1つの大きな種子が入っているのがマロンと呼ばれる。

マロニエの実は「マロン・ダンド(インドのマロン)」で、大量のサポニンを含み食用にできない。

主なクリ属の植物

クリ

日本および朝鮮半島南部に分布し、樹高は20mほど。

実の小さな野生のクリは「柴栗」と呼ばれる。

日本では縄文時代から栽培され、柴栗から作られた栽培品種を一般に和栗と呼んでいる。

大粒で風味が良く、渋皮が剥がれにくく果肉は割れやすい。

ヨーロッパグリ

ヨーロッパ南部と小アジアを中心に分布し、樹高は30mに達する。耐寒性が強く長寿。

ヨーロッパで古くから栽培されていた。

和栗より実はやや小さめで、渋皮は堅いが剥き易く、デンプン質。

シナグリ

中国に分布し、樹高は20mほど。

和栗より実はやや小さめで丸く、渋皮が剥き易い。

甘みが強いため日本では「甘栗」と呼ばれる(中国では「板栗」)。

堅いため料理には向かず、天津甘栗のようにそのまま食べる事が多い。

アメリカグリ

アメリカ合衆国東海岸に分布し、樹高は30mに達する。

木材は耐久性が高く木目が美しい高級材で「チェスナット」と呼ばれる。

実は小さく、渋皮は剥き易く、デンプン質で甘味があり香気に優れる。

の編集履歴2022/10/16 07:46:36 版
編集者:勿茂
編集内容:記事本文に追記した。
の編集履歴2022/10/16 07:46:36 版