解説
権力者や強者に頼って威張る大して強くもない小物の事。
大抵の場合悪知恵が働き強者の弱みを握る、など自分の思い通りに操ろうとしているが、中には単に強者と親しい者もいる。
出典は『戦国策・楚策』より。
その時狐は「天帝から百獣の王に任命された私を食べれば天罰が下る。」と脅し、自分の後に続くよう言った。すると動物達は虎に恐れをなして逃げ出した。虎は自分を恐れていたのだと気づかず、狐に恐れたのだと思い込むという話から。
関連キャラクター
十六夜九衛門:外見がこの諺を模している
骨川スネ夫:虎の威を借る狐の代表例。尤も、ジャイアンこと剛田武の動物のイメージはどちらかと言えばゴリラ(一応中国語では「胖虎(デブな虎)」と呼ばれているが)である上、彼の方から逆に利用される事も少なくない。
黒炭オロチ:20年にわたりワノ国で圧政をしいているが、それが可能なのもカイドウ率いる百獣海賊団の後ろ盾があってこそのものである。実際に仇敵からは真に倒すべきは彼ではなくカイドウだと認識されていた。
ハイデッカー:本人は無能そのものだが、プレジデント神羅の権力をかさに着て威張り散らしている。
呉黒星:謀略を駆使して上海マフィアのNo.2にまで上り詰めたが、組織は上司である雪代縁の圧倒的な力による支配でまとめ上げられている他、縁相手に意見する時には配下の護衛である四星の力に頼り切っている(ただし縁が狂経脈を発動している状態では四星に加えて組織の全兵隊をまとめてぶつけても到底敵わない為、あくまで通常時の縁相手に限る)。
関連タグ
アイカツシリーズ:一部の新人アイドルの人気がアイドルとして成功している先輩のお陰で成り立っている状態をこのことわざで例えられる。そこから自分の力で人気を得るのがこの手の作品の醍醐味でもある。