概要
タイヤに目が付いた姿をした敵キャラクターで、路上を走り回っている。主に突進攻撃を行ってくる。
吸い込めば「ホイール」をコピーできる。
巨大なウィリーである「グランドウィリー」も存在する。
ヘルパーとしては
『スーパーデラックス』と『ウルトラスーパーデラックス』では、ヘルパーとして使用できる。
オートバイの座面、ハンドル、マフラーなどが付け足され、敵キャラ時よりも複雑なデザインとなっている。敵のウィリーがこのデザインで登場する作品もある(pixivにはこちらのイラストの方が多い)。
敵キャラの時とは違い、高速移動しつつ敵に体当たり攻撃をすることができる。能力使用中はほぼ無敵だが、方向転換の瞬間はダメージを受けることがある。
水中での攻撃手段のない唯一のヘルパー。
ウィリーライダー
ヘルパーのウィリーにカービィが乗ることにより、「ウィリーライダー」となる。
ウィリーライダーはウィリーやホイールカービィと違いジャンプが可能だが、徐行が出来なくなる。
また、2人同時プレイ時は、2P(ウィリー)側が移動を担当し1P(カービィ)側が攻撃を担当する。
このとき使える星型弾はかなり攻撃力が高く、1Pと2Pの呼吸さえ合えば最強クラスのコピー能力の一角となれる素質を持つ。
『スーパーデラックス』の「メタナイトの逆襲」では、最終盤で戦艦ハルバードからの脱出で必ず乗ることになる。
脱出後のエンディングムービーは、シナリオやバックの夕焼けと相まって、渋い雰囲気を醸してくれる。
カービィのエアライド
『カービィのエアライド』では、バイク系エアライドマシンとして登場している。
全3種類で、共通する主な点は「常にタイヤが地面に接地しているため、地面に仕掛けてあるボタンはプッシュしなくても作動する」「敵キャラを攻撃した際のスピードアップ効果が大きい」「バイクであるがゆえに滞空性能は低い」「地面の状態によってはスリップしやすい」などといった点が特徴で、スター系エアライドマシンとは違った楽しみがある。
ウィリーバイク
一輪バイク。
バイクにおいて基本となる性能を持つ。
地上での走行性能に優れ、前述のようにマシンが地面に接しているのでダッシュプレートを踏みやすいなどの利点がある一方、同じく前述のように空中での操作は不可能に近いほど低い。
ウィリースクーター
ウィリーバイクよりも一回り小さい軽バイク。
赤い配色のバイクに対し、緑がかった配色となっている。
ウイリーバイクより最高速で劣るが加速力は優れ、ジャンプ力とハンドル性能で大きく上回る。
プッシュチャージはほとんど効果が無いが、プッシュ時にほぼ完全な急停止が出来る。
非常に優れたハンドル性能と急停止能力のため、シティトライアルでアイテム回収などで高い力を発揮する。
また、ジャンプ速度やレール速度が速い。
扱い易さ重視の初心者向けのマシンだが、入り組んだ地形や、段差やレールが多い場所だと高いポテンシャルを発揮できる。
ただし、テクニックなどを使って世界記録を目指す場合、一転して全マシン中最高の操縦難易度を誇る。
アニメ版でもとある回でカービィがこれに似た外見のバイク(側面の目玉が省略されている)に乗ってレースに参加している。
レックスウィリー
大きなライトと牙のような飾りが付いた巨大な重バイク。
最高速は非常に高いが、加速性能に乏しくハンドル性能も悪い。
曲がろうとしてから曲がりだすまでに若干の間がある。
しかし、攻撃と防御には非常に長けており、あらゆる点においてヘビー級の性能を持つ上級者向けのマシン。
ウィリーバイク・デデデカスタム
デデデ大王専用のバイク。
自動攻撃可能なハンマーを標準装備し、コースによってはハンマーでショートカット出来る場合もある。
ウィリーバイクよりも最高速度が僅か1km/h高いのに対し、加速性能がレックスウィリーよりも更に悪く、割に合わない。但しチャージ速度はウィリーバイクとほぼ同じなのでスタート時は全く気にならない。
加速の悪さを除けば概ねバランスの取れた性能であり、ウィリーバイクが曲がり過ぎて使いにくいと感じるならこちらを使うのもアリかもしれない。
これが縁となっているのかアニメ版のウィリーはデデデ大王に忠実であり大王もウィリーを気に入っていた。
アニメ版
第90話、第91話に魔獣として登場したが、デリバリーシステムを介する召喚をされずに現れた。
「爆走ビート」という暴走族の姿で現れ、ププビレッジで暴走行為をしていた所、現れたデデデ陛下を気に入りそのまま配下となった。
元はガスの友人であったものの、伝説の走り屋ステッペンウルフとの出会いで改心した彼と異なり、未だにステッペンウルフに執着し走り屋のトップになるために卑怯な行為に手を染めていた。2人の子分を引き連れ暴れ回るも、ガスとカービィによって子分が倒されたため、大王の開催するレースで勝負を決めることとなった。
レースでも卑怯な行為をして暴れ回るも、伝説の走り屋ステッペンウルフの登場によりバイクを壊されてしまい、魔獣ウィリーへと変身する。ホイールカービィと対決することになる。
しかし、陛下がウィリーを援護するために放った妨害工作に逆に引っかかり、レース場の中心にある塔のてっぺんに激突しそのまま生き埋めとなる皮肉な結末となった。
デザインはメイン画像のヘルパー時のものだが、大きさはゲーム版よりも遥かに巨大である。
爆走ビートがナイトメアによって魔獣に変えられてしまったのか、本物のビートは今もどこかにおり、ただウィリーが化けていただけだったのかは不明(前者の例としては初登場時のナックルジョーが、後者の例としてはコックオオサカ(魔獣ポポン)が該当する)。
爆走ビートがバイクに乗る場面は正体を知らなければごく普通に見えるが、実はバイクがバイクに乗る場面である。
関連項目
星のカービィ 夢の泉の物語 カービィボウル スーパーデラックス ウルトラスーパーデラックス 鏡の大迷宮 タッチ!カービィ 参上!ドロッチェ団 カービィのエアライド