概要
ニューヨーク・マンハッタン出身のイタリア系アメリカ人の俳優。
背は低いが鍛え抜かれた肉体を誇る。
長い下積み時代を経て、自作の脚本を映画会社に持ち込んで主演した『ロッキー』がヒットし、遅咲きながら一躍ハリウッドの人気者の仲間入りを果たす。
還暦前後になってロッキー・ザ・ファイナルで現役ボクサー(しかも王者経験者)のパンチを本気で貰う凄いジジィ。
逸話
交友関係
シュワちゃんとはライバル兼親友。エクスペンダブルズシリーズでは夢の共演を果たし、『2』では共に激しいアクションシーンをこなしてファンを魅了した。最新作である大脱出では本格的に共演する。
また、シュワちゃんが肩の手術をするためにある病院に入院したところ、そこに偶然スタローンも入院していたというエピソードもある(シュワちゃんが手術を終えてオペ室から出てきたところ、それと入れ替わりでスタローンが同じ手術室に担ぎ込まれてきたらしい)。
有名な俳優に演劇、映画のエピソードを聞く「アクターズ・スタジオ・インタビュー」に出演した際、お約束の「あなたの著名な決め台詞をお願いします」においては、そんなわけで滑舌悪く発音しなければならないと言いつつ「エイドリアーン」を絶叫した。
彼は熱心な共和党員であり、政治に関する発言も多く、映画『ロッキー』の舞台となったフィラデルフィアの市長選に出馬を検討したこともあったという。そして、実はスタローンと同じニューヨーク出身のドナルド・トランプ大統領とは古くからの友人であり、一時は彼のホワイトハウス入りが噂されたことがあった。
日本の漫画において
北斗の拳の主人公ケンシロウの、中盤以降のイメージモデルであることも有名である。(※初期のモデルはブルース・リー)
主な吹替声優
ささきいさお
現在の専属吹き替え声優で、スタローン本人と声質がそっくり。
と言ってもささきの地声はあまり濁っていないので、アフレコする際は毎回3日くらい前から酒を飲んで騒ぐことによって喉を荒して独特の声を創り上げる。
最初に吹き替えを担当したのは1982年にフジテレビで放送された『勝利への脱出』と比較的早かったが、
本人が東北新社の担当ディレクターに聞いた話によると、ディレクターはささきが合っていると思ったものの、83年に他局(テレビ朝日)で『スーパーマン』の声を担当した事から以降の起用について難色を示したプロデューサーの反対にあい、フジは別の声優の起用が続いた模様。87年にテレビ朝日の『ナイトホークス』で一度起用されたが、91年VHS版『ロッキー5』、93年テレ朝『デッドフォール』、94年テレ朝『ランボー3』『コブラ』と立て続けに起用されるまで、しばらくスタローンの声ではお呼びが掛からなかった。(ちなみにフジでは2005年に『TAXi3』で約20年ぶりに登板。)
ランボーシリーズはこの人の吹き替えが有名。
羽佐間道夫
かつてスタローンの吹き替えと言えば羽佐間の名前が挙げられていた。
ロッキー役に関してはこの人しか考えられないとの声が多く、バラエティ番組への出演時にはロッキー本編における台詞を度々披露しているほか、シリーズ6作はもちろん、ささきが専属声優となった後に発表されたスピンオフ作品『クリード チャンプを継ぐ男』でも担当した。
彼もささき同様、ロッキーシリーズの吹き替えの際、海に向かって大声で浄瑠璃を語り、その独特の声を創り上げた逸話がある。
玄田哲章
現在ではライバルのシュワちゃんの専属声優となったためスタローンの吹き替えは減少しているが、当初(1980年代まで)はフィックスとして有名なシュワちゃんより、スタローンの吹き替えの方がメインであった(なお80年代までシュワの吹き替えは屋良有作が最多であった)。
スタローンの体格面で考えると玄田が一番似合っているというファンの声もある。
備考
三者ともスタローンの声質が独特な声だったため、演じるのに苦労したと語っている。
他にも大塚明夫や夏八木勲、楠大典、青野武、銀河万丈、渡辺謙、安原義人などが吹き替えを担当した作品もある。
その他
元プロ野球選手であるマイク・ディアズはスタローンと同じくマッチョな体に風貌が似てたためニックネームが「ランボー」であった。
主な代表作
関連イラスト
関連タグ
ロッキー(ロッキー(映画)) ランボー エクスペンダブルズ 兄貴
表記揺れ - スタローン シルベスター・スタローン シルベスタ・スタローン