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被子植物の編集履歴

2022-11-05 09:00:18 バージョン

被子植物

ひししょくぶつ

植物の分類の主要な1グループ。主に陸上において最も繁栄している一群である。

概要

植物のうち、特にを発達進化させた一群。種子植物の中で裸子植物と対をなす。


形態・生態とも多様化が著しいが、モクレン(メイン画像)などのモクレン科が祖先的な形態に比較的近いと言われ、「モクレン門」などと呼ばれたことがある(スイレン科の方がより原始的だが、水生植物として特殊化しているため)。


進化

中生代ジュラ紀に現れ、当初は草本低木で、主に乾燥地帯や地滑り地帯など裸子植物の生育しにくい空間を利用する先駆植物として生育を拡大したと考えられる。水草として水域に進出したものもあった。白亜紀に入ると昆虫との共進化を発達させることで爆発的に多様化し、高木となったものも現れ、陸上植物の主流として裸子植物にとってかわった。


定義と分類

「胚珠が心皮にくるまれて子房の中に収まった植物」というのがもともとの定義。平たく言えばを咲かせ果実がなる植物。種子果肉を被っている、という意味で「被子」。


伝統的な分類では単子葉類双子葉類に分かれる。単子葉類(ユリなど)はモクレンスイレンなどの原始的な双子葉類が枝分かれした後に進化しているので、新しい分類では原始的な双子葉類を「基部被子植物」として狭義の双子葉類(真正双子葉類)から分けている。


ただしイチョウイチイのように、一見果肉を持つが裸子植物に属するものもある。逆に目立った花を咲かせず(風媒花なので)、種子に果肉らしいものが無い(退化消失したと考えられる)稲やなどのイネ科植物が被子植物だったりもする。


ヤシなんかは、表面的な特徴だけを見れば裸子植物より原始的なシダ植物ではないかとすら思えるが、単子葉植物に属し、被子植物の中でも進化した部類の植物である。


関連タグ

果物 フルーツ  植物 種子植物 裸子植物

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