曖昧さ回避
- モクレン科モクレン属の落葉小高木。他のモクレン属植物と区別してシモクレン(紫木蓮)とも呼ばれる。本項で詳述。
- モクレン属(Magnolia)の植物の総称。ハクモクレンやコブシなど白い花をつける種が多い。木蓮を参照。
- LSRPG「メルクストーリア」の登場人物の一人。→モクレン(メルスト)
- 『くノ一ツバキの胸の内』の登場人物の一人。→モクレン(くノ一ツバキの胸の内)
モクレン
モクレン科モクレン属(マグノリア)の落葉小高木。 学名Magnolia liliiflora。樹高4~5mほどの中高木で、春先に花弁が6枚の紫色の花を咲かせる。
同属のハクモクレンと混同されがちだが、ハクモクレンはモクレンの変種ではなく、樹高が10m以上になり、花弁は9枚(本物の花弁は6枚で、3枚は萼片が変化したもの)と、かなり性質が異なる植物である。また、モクレンはハクモクレンやコブシと違い開花と同時に葉が開き、花が終わるころには葉に隠れてしまう。
ただし、近年はハクモクレンとモクレンの交雑種であるサラサモクレンという園芸種も見受けられる。サラサモクレンの花色は白からピンク、薄紫から赤紫など、変化に富んでいる。
モクレンのつぼみを乾燥させたものは辛夷(しんい)といい、生薬にする。中国原産で、日本には薬用に導入されたと考えられている。
モクレン(シモクレン)の花言葉は、「自然への愛」、「恩恵」。