モクレン科
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もくれんか
モクレンやコブシなどの花木が属する科。比較的大型の虫媒花を咲かせる。多心皮を伴う発達した花床が特徴で、古くから原始的な被子植物の代表とされてきた。
被子植物モクレン類のモクレン目に属する植物の分類群。他のモクレン目植物と同様、全て木本植物(広葉樹)である。
木蓮、コブシ、ホオノキ、タイサンボクなどが属するモクレン属(マグノリア)と、ユリノキが属するユリノキ属がある。モクレン属の一部の種はオガタマノキ属、モクレンモドキ属などに分けられることもある。
アジア東部と南北アメリカの温帯から熱帯に自然分布する。日本で馴染み深い種は落葉性のものが多いが、カラタネオガタマやミケリアのように常緑の種類もある。
花は大型で、主に甲虫によって受粉される虫媒花が多い。花床の上に螺旋状に配置した多数の雌しべが並び、これを多心皮という。その周りに雄しべが螺旋状に多数配列する。
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