概要
人口は約17,000人。
東側が太平洋に面する漁港町であり、名産品はあんこう、シラス、はまぐりなどの海産物。夏になると海水浴客で賑わい、水族館(アクアワールド大洗水族館)もある。
また、大洗港は北海道の苫小牧港との間を結ぶフェリー「さんふらわあ」の発着地であり、関東地方から北海道への玄関口としても機能している。
鉄道路線は、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線があり、水戸市や鹿嶋市との間を結んでいる。かつては茨城交通水浜線が水戸市やひたちなか市まで走っていた。
高速増殖炉「常陽」、高温ガス炉などの原子力施設も存在する。
アニメの舞台
2011年の東日本大震災後は福島原発の風評被害により観光客の減少に悩まされたが、2012年にアニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台となったことで「ガルパンおじさん」と呼ばれるファンが聖地巡礼に訪れるようになった。
これを受け、町内の商店や旅館にキャラクターのパネルを設置したり、オリジナルグッズを製作・販売したり、イベントに声優を招きトークショーを行うなど、ガルパンによる町おこしを開始。この試みは大当たりし「商店街が人でごった返すのはオイルショック以来」と商店の人が語るほど客足も復活した。ガルパン自体の話題性の持続もあり、アニメによる町おこしの成功例として広く知られている。
ガルパンの聖地の一つでもある大洗磯前神社には、近くを流れる那珂川にちなんだ帝国海軍の艦艇「那珂」の慰霊碑も祀られている。艦隊これくしょんのヒットを受けて那珂をはじめとした艦娘の絵馬も増えてきているとのこと。
2020年の新型コロナウイルスの世界的流行時には、大洗も客足が遠のき東日本大震災以来の危機的状況となったが、ガルパンを通じて大洗に魅せられた人たちから商店やホテルにクラウドファンディングという形で支援金が多数寄せられ、移動制限が緩和された後は安心して来訪できるよう感染対策が徹底された。2022年現在は町内のイベントも徐々に再開しており、以前のような賑わいを取り戻しつつある。
関連タグ
アライッペ(大洗町のマスコットキャラクター)
赤城(旧帝国海軍空母。現在は海上保安庁巡視船であり、大洗に停泊している)
井川慶(大洗町出身。タイガースで活躍した投手。その後NYYに移籍した)
大久保博元(大洗町出身。元プロ野球選手。芸名「デーブ大久保」)
水戸ホーリーホック(2017年11月21日に正式にホームタウンとして承認)
大洗(聖地としての説明)
アリス・ギア・アイギス(大洗水族館とコラボしたイベントをゲーム内で開催。後にリアルイベントも開催される事に)