「玉砕でございます!!」
概要
日本のお笑い芸人、俳優。「自称」廃人演説家。
その芸風は極めて右翼的で、朝鮮や少女愛、創価などタブー過ぎるネタを扱っていることから、ポピュラーな芸能界からはほぼ干されている状態である。テレビ出演の代わりに全国で『演説会』と称したライブ活動を行っている。
ごく稀に地上波でこっそり出演することはあるが、普段通りに右にボッキリ折れ切った演説を堂々と行い、途中でカメラストップがかかって強制退場するのがお決まり。
1995年ごろから東京を拠点に活動を始め、現在は全国各地で公演を行なっている。
元々アドリブが苦手だったことから今の演説芸を確立したとのこと。俳優としての実力は高く、2005年には映画『タナカヒロシのすべて』で初主演し、現在でも映画やドラマで活躍中である。『少女椿』ではアレな役を演じた。
芸風
ポマードでがっちり固めたオールバック、「欲しがりません勝つまでは」「富国強兵」などの文言が書かれた黒スーツ(通称玉砕スーツ)に身を包み、演説では放送禁止用語を連発していく。
途中で衣装を変えて軍服(旧日本軍の本物である)や、竹槍を背負った姿も披露する。さらし姿での三島由紀夫の演説を彷彿とさせるネタも見られ、実際に公演のポスターに彼の写真を用いたこともある。
玉砕スーツは、かつて中野ブロードウェイにあった「アートシシュウ」(刺繍作家、赤羽耕而主宰の工房)に依頼したものであるとのこと。ちなみに氣志團にもアートシシュウを紹介したという。→参考
なお、本人によれば初期の頃はネタが飛んで切羽詰まってしまうと全裸になる(脱いだことをネタにするわけでもなく、ただ脱ぐだけ)悪癖があったため、過去に日本武道館にライブのための使用許可を求めたが断られたという。
デビューすぐの頃は街宣車による演説をモチーフとしたパフォーマンスも行なっていた。また、自家用車としてカスタムした霊柩車を所有し、全国の演説会もこちらで回っていたが、維持費の都合などもあり廃車となった。
また、整った顔立ちのイケメンであり、若い頃は眼光の鋭さなども相まって危険な匂いを放っていた(pixivにおける鳥肌実のイラストも多くが若い頃のもの)。
中年太りの今は見た目が嘉門タツオ化し、頭髪も薄めになってきたが、それすらもネタにする猛者。元々女性ファンが多かったが、見た目の変化はあれどファン層はそのままである。
本人はノンポリを自称し、右翼的演説はあくまでもネタであったが、最近は「行動する保守」系の団体と行動を共にするなど、過激な演説がネタなのかどうか区別が付かなくなってきている。本人の行動方針、社会情勢の変化により、ファン層も若干変わってきているようで、かつては爆笑されるだけだったネタの数々も、時折「その通り!」など同意される始末。ただし、本人はこれを必ずしも快く感じていないような発言を文春オンラインのインタビューで行なっている。
「鳥肌実」としての肩書きとプロフィール
※演説により変化する場合も多い。これらはあくまで「ネタ」として、鳥肌実というキャラクターの設定であり、現実の本人の経歴とは異なる。
- 階級は中将
- 永遠の42歳。厄年 (リアルでは50代(※2022年時点))
- 妻の名は夏江。息子は健太。
- モッズ系猛禽類
- 自称鳥の調教師
- フルーツ好きの日本共産党員
- 日本ブーメラン協会会長
- 公団住宅在住
- 流れ作業に着いて行けない黒夢のファン
- ヤマザキパンアメリカンフットボール部キャプテン
- イルカセラピー歴5年
- カプセルで育った未熟児
- 日本話し方教室在籍
- 訴えたいことが無い演説家
- トップブリーダー推奨
- 鳥目のクウォーター
- 尊敬しているアーティストは池田大作
- 好きな女優は松坂慶子と松尾嘉代
- 好きなことわざは「焼け石に水」
- トランポリンしてると目眩がする
- (株)ヤマザキパン高井戸工場サンドイッチ班班長・ピクルス担当
- 樺太の生まれ
関連イラスト
関連タグ
江頭2:50…同じくテレビ向きではない過激な芸風で知られる人物。実際に、彼をはじめとして大川興業の面々とは交流がある。
鳥居みゆき 大津広次(きつね)…芸風に影響が見られる人物。大津は鳥肌のコスプレを披露したこともある
オメガトライブ…登場人物の1人、梶秋一が鳥肌をモデルとしており、実際に作者の玉井雪雄と会ったことがあるという。