Eddsworld
えっずわーるど
概要
『Eddsworld』は、イギリスのYouTubeユーザーであるエド・グールドや、彼の没後はその友人らによって制作されていたオリジナルアニメーション(Webtoon)と4コマ漫画。
現在の運営者はエドの幼馴染で親友であったマシュー・ハーグリーブス氏である。
内容
同じ家に暮らすエッド、トム、マットの三人組が巻き起こす、ゾンビやモンスターにアトランティスやエジプト遺跡など何でもアリのハチャメチャブラックコメディアニメ。
時折(マイルドではあるが)悲惨な死に方やグロテスクな描写もあるため、耐性のない人は注意を要する。
サウスパークやHappyTreeFriendsで見られるものと同じく、主人公だろうと死亡するが次回かエピソード中には生き返っている。
なお、公式Twitterによると、主人公3人は内容は不明だが何かしら働いているらしい。
アニメーション作品の基本形態は約10分程度の一話完結。
前後編(Hammer & Fail、The End)や、シリーズ物(Zombeh Attack、Zanta Claws)、ショートショートやミュージッククリップのような作品も存在する。
初期はflashアニメだった。Newgroundsにおいてはflashゲームも存在している。
本作品のキャラクターのモデルであるエドとトーマス、そしてマシューは現実においても親友である。特にエドとマシューは先述の通り幼馴染で、チームの中で一番長い付き合いである。
また、各々がYouTubeチャンネルを持っており、アニメ制作やコメディー等色々な方面で活動している。トーマスに至っては、作品に関わる間に海外における有名YouTuberの一人となっている。
2016年3月16日公開の「The End Part2」を以て最終回を迎えたが、2020年8月1日に「Fan Service 2」にて第3期が開始した。
登場人物
Edd(エッド)
主人公で、三人組のリーダー格。誕生日は10月28日。
自分勝手且つやんちゃな性格だが、何に関しても怠惰な面もある。
初期は自己中、サディスト、心無しと主人公にあるまじき性格だったとのことだがいつの間にかそのような要素は消え去っている。
原作者のエドワード(エド)・ダンカン・アーネスト・グールドがモデルであり元声優。
外見の特徴は緑色のパーカーと茶髪。
メイン三人組の中で一番背が高く、最年長で26歳。
普段はやや冷ややかで怠惰的、そして何事にも関心を示さないといった態度をとっている。トムやマットをはじめとした友人には優しいが、時には友を騙してでもピンチを切り抜けることもある。
特に初期は、隣に引っ越してきた女性や朝食のベーコンなどについてトード(後述)と争ったりしていた。また、マットの自惚れや気取り屋な一面が苦手。
暇な時はだいたいテレビを観て過ごす。
コーラとベーコン、そしてダジャレや絵を描く事が好き。特にコーラへの愛はとても強い(しかしダイエットコーラは好きではない)。
「Saloonatics」では100年前のコーラが気になって飲んだ結果お腹を下し、どうしてそんなことをとトムにツッコまれていた。
ほかに、ブロッコリーにも少しハマったらしい。
Ringoという灰色の猫を飼っている。
エド没後のEddsworld Legacyではティム・ホーテキートが声優を務めている。声優を交代した後から性格がより活発的になり、以前よりもお調子者になった。
Eddsworld Beyondからはエド氏の実兄であるジョージ・グールドが声優を務めている。
死亡集
「Eddsworld Halloween Short 2005」にてマットにスレッジハンマーで殴られる。
「Zombeh Nation」にてゾンビに間違われ、ポールに銃殺される。
「Zombeh Attack 3」にてゾンビに噛まれる。
「Eddsworld Halloween Special 2007」のイントロにてジャッ化物と間違えられ頭を潰される。本編ではホッケーマスクを被る奇人によって頭皮を剥がされる。
「Matt Sucks」にてトムが使用した不安定な兵器により事故死。
「This World of Edd」にて発狂して自害。
「Rock Bottom」で海の底に沈んだ家のドアを開けてしまい溺死。
「Sugar Sugar」でコーラ缶に殴り殺される。
「Dream Come True」でパソコンに頭をぶつける。
Tom(トム)
無気力で大抵態度が悪い。誕生日は6月27日。
エドの友人トーマス(トム)・ジェームズ・リッジウェル(YouTube名:TomSka)がモデルであり元声優。トーマスが離脱したEddsworld Beyondではエド・テンプラーが声優を務めている。
外見の特徴は青いパーカー、眼球がない目(初期は一本の線が描かれただけの顔、Rock Bottomでは眼球がある)、逆立った薄茶色の髪。
自身の髪型を「スティーブ」と呼び、愛用のベースギターには「スーザン」という名前を付けている。
トミーベアと名付けられる熊のぬいぐるみを持っており、ギターとコンピュータに次ぐ大切なものとしている。
自分の髪形は取り外し可能。(コミックス265番で判明)
メイン三人の中で最も背が低く、髪を含めてEddとMattと同じぐらいの背丈である(2017/4/7公式Twitterより)。最年少の23歳。
酒(スミノフ)と猫が好きで、宗教上の理由等によりクリスマスが大嫌い。クリスマスになるとツリーを燃やしたり、サンタクロースを撃ち殺そうとしたりするほど。また、子どもの頃から酒びたりのアル中である。
メインキャラの中でも、頻繁に負傷したり酷い目にあったりすることが多い。
トードのことを嫌っており、劇中においては何度も友達ではないということを強調している。
エッド同様にマットの自惚れっぷりを嫌がっている。
ベースの演奏が得意。また、劇中歌やエンディングを歌うことが度々ある。
驚いた時には大抵「Holy _____ in(on) a _____!」と叫ぶ。
両親はパイナップル(父)とボーリング玉(母)。
父は、トムが幼い頃一緒に魚釣りに出かけている際、銃を持った熊によって撃ち殺された(「Fun Dead」)。
稀に眼球が現れるが、燃えたり一瞬だけ出てすぐ消えたりする。
驚いたりした時には目が白くなる事がある。
2021年9月よりトムの所有物のトミーベアのぬいぐるみがEddsworldの公式ショップにて商品化された。
死亡集
Eddsworldにおいて最多死亡回数を誇るのがトムである。
「Eddsworld Halloween Short 2005」にてマットに剣で頭を斬られる。
「Tom's Tales of Awesome」にて巨大なミキサーに飛び込む。同作にて崖から落ちる。
「Spares」にて殺されクローンマットと置き換えられる。また、トムのクローンのうち二人が他のクローンと違う発言をしたことでゴミ箱行きになる。
「Zombeh Nation」にてゾンビに間違われヘリに射殺される。
「Eddsworld Halloween Special 2007」にて胸部を剣で刺される。
「Tom's Tales of Brilliance」にてスキーで崖から飛びジェットエンジンに吸い込まれる。
「Matt Sucks」にて故意に不安定な兵器に利用されている杭を突き刺して自害。
「Rock Bottom」でエッドの巻き添えで溺れる。
「Ruined」にてトード、マットと共に針穴に落ちる。なおエッドのみ、その上に落ちて助かっている。
「WTFuture」にて未来の自分および未来のマットと共に街灯の下敷きになる。
「Date Night」にてマットの放射性靴下に食べられる。
Matt(マット)
頭の良くないお調子者で、筋金入りのナルシスト。誕生日は8月15日。
シーズンを重ねるごとにノリが軽くなり、頻繁に金切声をあげるようになり、そしてナルシストとしての面が強調されていった。初期はトム以上に性格が悪かったのにどうしてこうなったのか。
エドとトーマスの現実での友人・幼馴染であるマシュー(マット)・ジョセフ・ハーグリーブスがモデルであり声優。
外見の特徴は紫(初期は黒)のパーカー、緑のジャケット、オレンジ色の髪(赤毛)。
エッドより少しだけ背が低い。年齢は25歳。
初期の頃は、何かとゾンビやバンパイアに噛みつかれて、メインキャラクターの中で最初にモンスター化してしまうことが多く(モンスター化した後は下っ端モンスターを率いてエッド達を倒そうとしていた)、特にエドが最初期に描いていたマンガでは毎回の如く死んでいたらしい。
基本的に誰とでも仲が良い。
頭が弱そうに見えるが、(少なくともエッド達にとっては)難解な言葉を使用することがあり、エドが制作していた頃は時には賢い一面を見せることもあった。
爆発、犬、そしてシーフード(コミック68番より)に対してアレルギー持ちである。
幼い頃からトムやエッドと親友。「Fun Dead」によると、幼い頃はなぜかよく熊に銃を渡していたらしく、これが原因となってトムの父親(パイナップル)爆散することとなった。
口癖は、「Not the face!(顔はやめて!)」と「indubitably!(モチロン!/そのとーり!)」。
死亡集
「Eddsworld Halloween Short」にてエッド、トム、トードを殺したのちサブキャラに頭を撃ち抜かれる。
「Zombeh Attack 1」にてゾンビに噛まれて以降ゾンビのリーダーに。
「Zombeh Attack 3」にてチーズフォンデュに頭から突っ込む。
「Eddsworld Halloween Special 2007」にて階段から転げ落ち、生き延びるもエッド、トム、トードの幽霊を見て心臓発作を起こす。マットも幽霊になり、ゴーストバスターズらしきものに捕獲される。
「Matt Sucks」で吸血鬼マットが太陽の光に当たり爆死。
コミック146番にて、「缶の中の死」と書かれた缶を好奇心のあまり開けてしまう。次コマで墓石には「後悔はしてない」。
「Fan Service」にて犬によりアレルギーの発作を起こし死亡。墓石には「お前らマジ嫌い」。
「Fan Service 2」にてファンから送られてきたエピソードのアイデアを見た後ビルから飛び降り自害。墓石には「この仕事マジ嫌い」。
元メインメンバー
Tord(トード)
暴力的な性格でトリガーハッピー。誕生日は9月6日。
エド、マシュー、トーマスの友人であったトード・エイク・ラーションがモデルであり声優。「The End」ではジェイミー・スパイサー・ルイスが声優を務めている。
外見の特徴は赤いパーカー(「Zombeh Attack 1」では黒のトレンチコート)に明るい茶髪(初期は濃い茶髪)。「The End」では頬に湿布が貼られている。
年はマットと同じく25歳。身長はMattとTomの中間であるが、Tomの髪によって正確な身長は不明瞭である(2017/4/7公式Twitterより)。
ノルウェー出身であるが故にノルウェーのアクセント混じりで会話する。彼のモデルであるトード・ラーションもノルウェー生まれである。
共産趣味者で、HENTAIな漫画や絵が好き。その量なんと90GB。
初期よりエッド達と行動を共にしていたが、モデルとなったトード・ラーションが実生活の問題と「Eddsworldの七光りというような形で名を上げたくない」という理由で離脱し、劇中でも「夢を追いかける」という理由で都会へと去った。
エッドと同じくベーコンが好きで、トムとはかなりの不仲。
「The End」にて再登場をする。
発明家となり丸くなったように見えるが……?
「WTFuture」で描写されるレッドリーダーという存在そのもの、あるいは近しい関係者である可能性が示唆され、また様々なエピソードにおける作中の小ネタや描写などからレッドリーダーとはアカい軍のリーダーであると思われており、二次創作もその方向性で作られている。
なお、その真偽は後述のトーマスによる発言によって明かされている。
一番キャラクター性がモデルとなった本人とかけ離れている。HENTAI中毒ではないし、共産主義とも関係ないし、トーマスとも普通にメンバーとしての同期であった。ただし作中でネタになる程度には互いに「息が合わない」と思っていたとのこと。
2021年10月に行われた「Red October」にてトードのグッズがチャリティーイベントとして期間限定で公式から販売され、その総売上は£35000(日本円で約550万円)も売り上げるなど、根強い人気を誇るキャラクターである。
隣人(ライバル)
エッド達の隣で暮らすライバル三人組。
Eduardo(エドゥアルド)
エッドのライバルで負の双子的存在。誕生日は3月7日(声優の誕生日参照)。
口も性格もかなり悪い。
外見の特徴は口髭、深緑のボタンアップシャツ、多少癖のある茶髪(なお、隣人三人組はメインメンバーと違い眉毛が描写される)。幼いころからヒゲが生えていた。
幼少期のいざこざによりエッドのことを長年ライバル視しており、何かにつけて対抗している。
同居人のジョンに対して意味もなく暴力を振るうことがある。
ダイエットコーラが好き。エッドが注文した大量のコーラとエドゥアルドが注文した大量のダイエットコーラが両者逆に届いたことがある。
エッドとは好みが真逆のようで、普通のコーラが嫌い。
Movie Makersに登場した青髪のローレルという女性とは元カノ関係。
「The End Part2」でジョンが死んでしまって以来元気が無い。
声優は「Hammer & Fail」でクリス・オニールが務め、再登場の「PowerEdd」から「The End」までブロック・ベイカーが務めたが「Casting Call」ではクリスとブロックが本人役で登場し、どちらもエドゥアルド役を譲らず言い合いになって終わったが、現在は必要に応じて声優を切り替えており、「The Beaster Bunny」ではブロック・ベイカーがエドゥアルドを演じている。
Jon(ジョン)
個別の対立はないが、トムの負の双子的存在。誕生日は10月24日(声優の誕生日参照)。
気が弱く、エドゥアルドに逆らえないでいる。
度々、アホなことを呟いたり、理不尽な理由でエドゥアルドに殴られている。
外見の特徴は濃い青のボタンアップシャツ、薄茶色の髪。トムとは違いちゃんと眼球はあるが、つぶらな瞳と言えるようなものとなっている。
「The End Part2」で死んでしまい、生き返る事も無く今のところは出演しなくなっている。
Mark(マーク)
ジョンと同じく個別な対立はないが、マットの負の双子的存在。誕生日は11月5日(声優の誕生日参照)。
エドゥアルドに次いで性格が悪いとか。
外見の特徴は紫のタートルネックセーター、金髪、割れアゴ。
幼少期は眼鏡を着用していた。
ウサギが苦手。「The Beaster Bunny」では叫ぶウサギを見た瞬間驚いて逃げた。
公式派生
以下は作中で描写された派生についてである。
女性版
エピソード「Mirror Mirror」では鏡で繋がる異世界に住む主人公三人の女性版が登場する。
性格はほとんど変わりないが、声優・外見・名前が変わっている。また「Casting Call」「Slippery Slope」で再登場を果たした。
- Ell(エル)
鏡の向こう側のエッド。エッドがコーラを好むように、チェリーコーラを好んでいる。
好奇心旺盛で、Mirror Mirrorにおける悪役のダズィームに立ち向かうように勇敢な一面もある。
声優はエド・グールド氏の実妹であるビクトリア(ビッキー)・グールドが務めている。
- Tamara(タマラ)
鏡の向こう側のトム。スミノフならぬスミナフを好む。
警告を受けたにもかかわらず呪われた箱を持ち帰った挙句開けてしまうようにあまり賢くないと見られる。
また、ダズィームが小さな箱に閉じ込められていたのを嘲り笑っているなど少し意地悪なところがあるとか。
- Matilda(マチルダ)
鏡の向こう側のマット。自分の風貌にとどまらず、所有するものにも愛を注いでいる。
ダズィームが怖がらせようとしているにも関わらず「ドーナツもってない?」などと問いかけており、少しばかり食い意地が張っているらしい。
製作陣のTwitterでのツイートによると、女性化トードはファンたちによってTori(トリ)という名前が作られていたが、制作陣が気に入った結果公式で使われるようになった。
公式ではないが、ファンメイド映画制作陣によって製作された「Best of Both Worlds」という続編もあり、そこでは隣人の名前がエラナ、ジョアン、マルセルということになっている。
西部劇版
エピソード「Saloonatics」では西部劇パロディとして三人とライバル達の先祖らしき人物が登場する。
服装や小物、名前が変わっている。
- Detective Edward(エドワード刑事)
マシュー王子救出のためイギリスから来た無能刑事。
だがコーラを飲むとカフェインハイになり一気に何もかもを完璧にこなしてしまう。エッドの先祖と思われる。
- Sheriff Thompson(保安官トンプソン)
トムと違い、目があるが片方に眼帯をしている。
劇の最後でイギリス移住を検討しており、トムの先祖と思われる。
- Prince Matthew(マシュー王子)
エドゥアルドたちに攫われたイギリスの王子。現代のマットよりは頭があるらしいが結局ナルシスト。
彼がマットの先祖となると、劇中のマットは実はイギリス王室に連なる者なのかもしれない。
- Todd(トッド)
酒場のバーテンダーで、皮肉にもトンプソンとは友人である。
彼がトードの先祖ならば、本編後に家系の誰かがノルウェーに移住したということだろうか。
- エドゥアルド
現代の当人と特に違う点は見つからない。窃盗団のリーダー。
- Marco(マルコ)
眼帯をしていて、口髭が生えている。おそらくスペイン語を話しており、何を言っているのかさっぱりわからないとツッコミを入れられる役。マークの先祖か。
- Juan(フアン)
基本的に現代におけるジョンと変わらず、先祖と見られる。マシュー王子の口車に乗せられるがまま、王子というものへの憧れを利用されて牢のカギを奪われかける。
未来版
エピソード「WTFuture」では、未来からの主人公三人が登場する。
2021年3月〜5月に行われたEddsworld全65作品の人気エピソード投票の「MARCH M"EDD"NESS!」にてYoutubeで1番再生数の多いFun Deadをおさえ1位になったエピソードである。
- エッド
WTFutureで現れた、遠い未来のエッド。
現代のエッドより背が高く、いつもの服装に加えて黒いトレンチコートを着ており、髭が生えている。
彼の未来ではコーラが危険薬物として規制されており、このトラウマより現代のエッドを殺すことによってコーラが亡き時代を見ずに済むようにしようとする。
また、現代のエッドを逃がすまいとヴィクトリア朝よりエディソン、中世よりエッド卿、ローマ帝国よりエディウス、石器時代よりエッド・グといった先祖たちを連れてくるも、現代的なものに恐れを成して全員逃げ出してしまう。
- トム
エッドのパラドックス的な自殺を阻止すべく、マットと共に現代に来た。
言動から察するに「レッドリーダー」なる人物に送り込まれたらしい。
「Zanta Claws II」、あるいは「Space Face」にて目に受けたレーザーが原因で目にガンを発症してしまった結果、目にはハイテクバイザーを着けている。バイザーの外側にはドットで目の動きが投影されている。
また、どこかの警備員か軍高官のような服装をしている。
ベースギター「スーザン」への愛は相変わらずで、現代のエッドが武器代わりに使い破壊した時、現代のトムと声を合わせて叫んでいる。
- マット
トムと同じく「レッドリーダー」に送られたらしい。
当初は片目と顎が人工のものになっていたが、未来エッドの行いによって歴史が変わり、より老いて見えるようになってしまい、「あいつ絶対殺してやる」と恨む。
緑のジャケットは健在だが、紫のパーカーではなくタートルネックになっている。
- 「レッドリーダー」
トムとマットの上司に当たるのではと思われる存在。
エッドのタイムトラベルは彼から強奪した発明品によるものらしく、相当な頭脳を持っている人物とされる。
彼に関係すると思われるマークがタイムトラベルの発明品についているのだが、このマークはこれ以降の「Snogre」でポールたちの飛行機に、「Fun Dead」にてアーケードゲームの横に、「The End」ではトードの隠し部屋に存在するなど、現代においても存在が仄めかされており、このレッドリーダーとはトードなのではないかとファンの間では考察されていた。
当時トーマスからはそのうち明かすとするコメントがあったが、2018年2月になってようやく全容が明らかとなった。
こちらがトーマスが明かしたその全貌であると同時にEddsworldへの最後の決別文である。
警告:トーマス・リッジウェル氏の意向に基づき、上記URL内の「レッドリーダーデザイン」とされるデザインの使用を控えるようお願い致します。
その他
- エディー
ジョー・グランによって作られた約40秒の短編「Eddsworld USA」におけるアメリカ人なエッド。肥満体型で、ヒゲがあり帽子をかぶっていて、典型的で90年代的な奴。
黒人のトミー(トム)と女性に関する不適切な談合をしたり、不在のマティー(マット)のことを馬鹿にしたりするなど、他者の気持ちはどうでもよいとされている。
脇役
Paul(ポール)
エド・グールド氏の友人でありメインアニメーターのひとりであるポール・ター・フォールデがモデル。誕生日は8月16日。
極太眉毛と咥え煙草が特徴のオランダ人で、モデルとなったポールもオランダ人である。
作中においては軍事基地に在中している軍人兼パイロットとして登場する。
オランダ語・フランス語アクセント混じりで話す。
「Fun Dead」にて目に傷を負ったと見られており、「The End Part2」では片目に包帯が巻かれていた。
おそらく幼稚園児の頃から煙草を吸っている。
また、後期ではパトリック(モデルはポーランド人のパトリク・ドゥドゥレヴィチ)と一緒に行動していた。パトリックの誕生日は4月24日。
「Snogre」にてポールと共に「Fun Dead」の原因となっている。
なぜかこの二人についてトム氏が「二人のCPは公式だ」などと 冗談 を言う事態があった。
各関係者は否定したもののトム氏はネタで言っているのか、引き続き公式だと発言したとされている。 これを大本の原因として二人を巻き込んだ騒動が発生しているため、ポール・パトリックというキャラクターが両方介在する創作は十分に気を付けて行うべきである。
元々は超脇役であり、各エピソードのイースターエッグ的存在であった。
背景に極太眉毛のキャラクターがいたら、それはポールなのかもしれない。
ポールがメインの話も作られているが 現在はポールのモデルであるポール・フォールデの詳細が書かれたwikiaのページからでないとアクセスできない。
個人制作のWEBtoonであるが故に、本編以外の短編集や番外等も多くある。
Bing(ビング)
トーマスの大学の同級生でエドの友人、映像クリエイターのクリストファー・ビンガムがモデル。誕生日は5月5日。
エド生前の作品では"邪悪な映画監督"としてエドが演じるラリーという助手と一緒に映画制作をしていた。初登場の頃は癖の強いくせっ毛に少し老け顔で、鋭い目付きに白いボタンシャツを着ていて、性格も悪かった。
クリスマスに登場するザンタ・クロースとは面識がある様子。
初登場時の「Spares」でのビング本人の年齢はラリー(の中の人であるエド)より2つ年下の18歳であったが、作中の年齢はトムと同じ23歳と思われる。
Eddsworld Beyondで再登場したがデザインも性格も一新し、どちらかと言うとモデルのクリストファー・ビンガム本人として登場している。
またクリストファー・ビンガムはEddsworld Beyondでのプロデューサーとして活動し、自身のYouTubeチャンネルにてEddsworld Beyondの裏話を話す事も多い。
現在は四コマ漫画でしか出番がない。
Hellucard(ヘルカード)
ポール同様イースターエッグ的存在のエドの友人。カナダ人でカナダ訛りの英語で喋る。
本名はドミニク・シャルボノーでヘルカードはあだ名でありドミニクのペンネーム。
タートルグリーンの髪にドクロマークのある黒いTシャツを着ている。
アニメでは「Hey Edd!(よぉ、エッド!)」しかセリフがなく、また「Ey Head!」というジョークの看板を上げていたりしている。セリフがあったのはTV/eのコラボアニメ含め3回しかなくそれ以外はEddsworld Legacyまでの作中の背景のどこかしらにはいる。
WTFutureでは未来エッドにも声をかけて吹っ飛ばされ、死んだかと思われていたが普通に生きている。
ヘルカード本人もといドミニクはイラストレーター兼アニメーターであるが、Eddsworldのコミックやヘルカード(ドミニク)のEddsworldの二次創作アニメにてドミニク本人が描く漫画でのヘルカードは髪が赤毛で、逆立ち前髪と後ろ髪で左右になびいていて、厚めの服装でオリジナルのアニメとはデザインが異なる。この姿のヘルカードは本人いわく「ミスターヘルカード(MrHellucard)」らしい。
ドミニクの作品はこちらから見ることができる。
エッド達同様、死んだり生き返ったりを繰り返しているがある事情で再登場は不可能となってしまっている。
Zanta Claws(ザンタクロース)
トムとは違う理由でクリスマスが大嫌いなゾンビのサンタクロース。
身なりはボロボロの古びたサンタクロースの格好とほぼ頭蓋骨化してる頭に長い髭が生えている。
生前はEddsworldに登場するサンタクロースの前任者であり、交代してからクリスマスが憎くなりサンタを誘拐したり武器を山ほど詰んだソリに乗っていたりする。また連れているトナカイもゾンビ化している。
トードの事がお気に入りらしく、トードが離脱した事を知った時はかなり残念そうにしていた。
シリーズ3作目でエッドの家にいた時はトードの物と思わしき赤いパーカーを身につけていた。
ビング(邪悪な監督)とは面識があり連絡先も知っていたが、ビングの声が聞こえなかった事からかなりの年齢と思われる。
現在はエッドの家の隅に穴を掘り、墓石を立ててその中で死体として住んでいる。
Eddsworldの仕組み
エド・グールド没後のEddsworld LegacyからはYouTubeの広告利益は癌にまつわる慈善団体へ寄付されている。これは制作スタッフがエドの遺産を使ってお金を取るわけにはいかないと判断した事によるものである。
公式グッズショップでの売り上げもEddsworld Beyondが始まる前はアニメを作るための資金集めに使用され、今ではYouTubeの広告利益と同じく慈善団体へ寄付されており、本作品は制作スタッフの完全な趣味で制作されている。
Eddsworld Beyondからは各エピソードにスポンサーが付いている事もある。
クリエイターのエド・グールドについて
原作者でありリードアニメーターを務めていたエドは、2006年にガンの一種である急性リンパ芽球性白血病に罹っており、一時は症状が落ち着いたものの2011年に再発、闘病の末2012年3月25日に23歳という若さで亡くなった。
再発当時、生存確率は70%だとされ、自らの病状をネタとして扱うほど好調だった彼の急死は関係者全員にとって予想外であったとされる。
彼の没後、エドが遺言でEddsworldの継続を望んでいたことから、トーマスを主体に数名のアニメーターやスタッフが作品制作を受け継いだ。
「Space Face Part1」はエドが最後に関わった作品であり、また、エッドの二代目の声優としてティム・ホーテキートが加わった初めての作品である。
作中でエッド達が宇宙船の操舵室に辿り着くまでのアニメーションをエドが既に描きあげており、残りをエドのアシスタントをしていたポール・ター・フォールデが担当した。
操舵室に到着した後、エッドを照らしていた灯りだけが点滅→消されるという演出がなされている。また、その後の変声機ネタを境に声がティムに引き継がれている。
これを機に、ポールが本作品のリードアニメーターとなり、Part2からアニメーションを担当していた。
また、ポールのほかにも、主にオンラインで活動している有名ユーザーがゲストアニメーターとしてアニメーションを制作することが多々あった。
Legacy期の終わり
筆頭ディレクター・プロデューサー・シナリオライターとなったトーマスは、エドの遺志を引き継いで制作を続けることを発表し、視聴者に様々な企画を約束したが、エドの死に起因するうつ病により制作が困難となり、一旦Eddsworldは休止されることになった。
2013年11月21日に活動は再開され、エディー・ボウリーがディレクターを代わるも、最終的にトーマスはEddsworldの運営に失敗したとして責任を痛感しThe End (Part 2)を最後としてEddsworld制作チームから離脱した。
これに伴い、トーマスはEddsworldの所有権をエドの親族に「返還」した。
新シリーズ開始まで
2017年後期、現在の運営者であるマシューがネット掲示板において「来年1月に続編を出す」と発言するも、様々なトラブルにより大幅に遅延していた。
しかし2018年11月14日、公式アカウント及びマシューより公式オンラインショップの再起動が発表。時期は不明だが支援サイトPatreonの活用と共に、新作制作のための資金集めを始めた。
Redditでの発言内容および翻訳:
EDDSWORLD IS CONTINUING. (self.Eddsworld)
MattLobster (Verified Matt) が 1ヶ月前 投稿 - announcement
It's exhausting trying to convince all of you that Eddsworld isn't over. Just as soon as I've told you all it isn't someone implants a new seed of doubt. It's coming back, January.
Eddsworldは続く。
Matt Lobster(Reddit公認)が 1ヶ月前 投稿 - 告知
Eddsworldが終わったわけじゃないって皆に信じさせるの、本当に苦労してるよ。
まだ終わってないって言った矢先にまた誰かが不安の種を蒔いてくるからさ。
1月に帰ってくるよ。
なお、元のRedditスレッドはこちら。
Eddsworld: Beyond
We're back.
2020年8月1日、およそ4年ぶりとなる新作アニメーション「Fan Service 2」が公開され、第3期「Eddsworld Beyond」が始まった。
現在ディレクターはマシュー・ハーグリーブス、プロデューサーはクリストファー・ビンガム、メインアニメーターはジョン・ロペスである。
兄弟作品
トーマスのYouTubeチャンネル(TomSka)にEddsworldに関係する作品が存在する。
Rock Bottom(ロック・ボトム)
現実のモデルに絵柄が寄せられたエッドとトムが登場する短編アニメ。断崖絶壁から海の底へ沈んだ自宅で何とか生き延びようとするトムを尻目にエッドが海にまつわるダジャレを言い続け、最後には両者共々溺死する。
投稿日が2012年2月24日となっており、エドとトーマスによる最後の共演アニメーションでもある。
asdfmovie(アスダフムービー)
シンプルなデザインのブラックジョーク短編アニメ集。「Fun Dead」の遊園地の舞台もこのasdfmovieから来ている。
作中において"I like Trains"というセリフを言うライアンというキャラクターはEddsworldのエッドに容姿が似通っており、声優自体もエドが務めている。
CRASH ZOOM(クラッシュズーム)
主人公ベンたちをはじめとしたYouTuberたちが繰り広げるなんでもありのブラックコメディアニメ。
特にクロスオーバー的なネタが多く、CRASH ZOOMにはエッドとトムが背景として登場しており、Eddsworldにも同様の形でキャラクターらが登場している。
特に「Power Edd」のネタが使われていたようで、作中で登場したモンスターがCRASH ZOOMの「Orcs&Dorks」に登場したり、「Power Edd」の回想シーンでもCRASH ZOOMのキャラクターらがいたりする。
またEddsworldのTrick or Threatに登場した少女はCRASH ZOOMのメインキャラクターの一人(ケイト)である。
二次創作に関する注意事項
この作品は一般的なテレビアニメーションと違い、個人制作のアマチュア作品である。
また、本来の製作者が故人である事、キャラクターの大半が実在する人物(主にアニメーションスタッフ)がモデルとなっている事から、BLなどの二次創作に当たっていわゆるナマモノと同等に慎重に扱うべきではないかと思われる。
(例:タグを付けない、伏字を用いる、マイピク限定にする、Twitterには鍵をかけるなど)
しかしガチガチのナマモノでない(各キャラクターは元となった人物と関わりが薄く、いわゆる「代理」というよりオリキャラに地位が限りなく近い)故に扱いがとても難しいので二次創作やBLイラストは慎重に扱うように。
これに際して、海外においてはエッドたちの名字を改変/捏造して使用するという方法が取られている。
(例:Edward Gold、Thomas Thompsonなど)
またこちらはあまり使用されていないものの、18禁関連の住み分け用にSinsworldというタグがある。
なお、Eddsworld公式Discordサーバーにて公式に制定されている規約の第7条においては、「カップリング文化は当界隈において大きな地位を占め、創作意欲を大いに煽るものであり、我々はこれを理解する」「だが『現実の人物同士』を組み合わせたり、カップリングの解釈違いなどと言った理由での争いはするべきではない」といった見解を示している。
公式に基本的に明言はされていないが、自主制作グッズなど二次創作作品の売買は禁止とされており、現にそういった二次創作作品を用いてグッズを製造していたオンラインショップからの売買を回避するように公式が要請をしたり、当該ショップに法的処置を取るといった結論を出したケースもある。
また、逆説的に、売買に当たらないと見られるネットプリントのような文化は問題ないと結論付けることもできる(ネットプリント登録した本人が収益を得ることがなければ印刷する側は印刷することにお金をかけることになるため)。
関連リンク
Newgrounds (初期は主にNewgroundsに作品を投稿していた)
以下は現在活動が薄い・活動されていない公式アカウント。
コミックは元々エド・グールド氏によって手掛けられていたが、彼が亡くなった後は様々なアーティストによって公式サイト、TwitterやDeviantArtなどで更新されていた。