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ダチョウの編集履歴

2022-12-26 00:37:19 バージョン

ダチョウ

だちょう

ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属に属する鳥。

概要

ダチョウ様目ダチョウ科ダチョウ属に属する唯一の鳥類。

現存する鳥類では最大で、野生の生息地域は現在ではアフリカ大陸のみ。

身長2~2.5m、体重は70~100㎏にもなり、メスよりオスの方が大きい。大きいオスでは130kgを超える個体も記録されている。

頸と脚が非常に長く、足には指が2本しかない。

頭部・頸部は羽毛が薄くフサフサで、オスは体全面が黒色の羽毛に覆われ尾と短い翼は白色、メスは全体的に褐色がかった灰色。

大きな目を持ち、視力は良いが、一方で脳は片方の眼球(約50g)よりも軽く(約40g)、他の鳥に比べると知能は低く、飼い主の顔も一晩で忘れてしまうほど記憶力も悪い。

飛ぶ事はできないが、ウマに匹敵するスピードで地上を疾走する事が出来る。

雑食性だが、灌木の若葉・芽など、植物質を好む。

脚を折り曲げて坐り、首を垂直にしたまま眠る。中には無防備で、首を縮こまらせて熟睡する個体もいる。


自己治癒力が高く、多少の傷はおろかひび割れぐらいの軽度の骨折なら何もせずとも治してしまう。

そしてこの治癒力が後述の大きな発見へと繋がった。


最近では動物園だけでなく次世代の家禽として全国各地で養殖されており、茨城県と千葉県にはダチョウ王国という日本最大のダチョウ観光牧場がある(このうち千葉の袖ケ浦ファームが2020年11月末で閉園予定)。


人間との関係

ダチョウは「家禽として捨てるところがない」と言われている。

皮は高級バッグなどの素材(オーストリッチ)として、肉は癖がなく味が良いため高級食材として知られ、羽毛はカーニバル衣装などの装飾に、卵は食べられる他、卵殻が高級なアートの材料になる。

また、愛嬌のあるぱっちりした目と睫毛を持つ可愛らしい顔立ちと人懐っこさ(鳥類の中では数少ない人間を恐れない鳥)の為、動物園や観光牧場でも人気である。

しかし繁殖期などは特にオスの気が立っており、中でも大きな脚による蹴りは鳥類ではヒクイドリに次いで危険な攻撃力を持つと言われ(約4t)、外国では死亡例もあるので檻の無い場所では注意。


英語には「現実逃避をする」または「不都合な事実を認めようとしないこと」を指して「bury one's head in the sand like an ostrich(ダチョウのように頭を砂へ突っ込む)」という言い回しがある。

これは「ダチョウは外敵に襲われると砂の中へ頭を突っ込み敵を見ないことでいなくなったと安心する習性がある」とされたために出来た言葉。これが転じて"Ostrich policy"(ダチョウ政策)、「ダチョウの平和」という慣用句が生まれ、外国の脅威を認めようとしない平和主義者への揶揄として使われている。

古代ローマの『博物誌』にもある記述だが、実際はダチョウにそのような習性は無く、外敵を認めた場合はその健脚で一目散に逃げる。ダチョウが体を丸め地面に伏して身を隠したり(危険を感じたも同様の行動を取る)、砂地や草むらに頭を突っ込む習性が勘違いされたとも言われる。


昨今非常に優れた自己治癒力を持つことが再注目され、日本のある研究者がダチョウに突かれながら四苦八苦の末に解析した結果、ダチョウの体に大変優秀な免疫生成能力が備わっていることが判明した。

これによりおよそ地上に存在する大体のウイルスに抵抗可能という驚異の生態が判明し、さらに卵から分離精製した成分から抗体酵素を抽出することに成功している。

2020年に流行した新型コロナウイルスにおいても研究チームはいち早く無毒化したウイルスサンプルを利用し、抗ウイルス性マスクの開発に成功している。この研究者はのちにテレビ番組「激レアさんを連れてきた。」にも出演した。


分類

ダチョウ(亜種として北アフリカダチョウ、マサイダチョウ、南アフリカダチョウ)、ソマリダチョウの2種がある。

家禽としてシリアダチョウ(1960年に絶滅)と北アフリカダチョウ・南アフリカダチョウを交配したアフリカン・ブラックがある。


ダチョウをモチーフにしたキャラクター

特撮

ゲーム

その他


関連イラスト

成体

ダチョウ

ダチョウ

ダチョウ


関連タグ

鳥類 飛べない鳥 ダチョウ目

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