ロナルド吸血鬼退治事務所
ろなるどきゅうけつきたいじじむしょ
概要
漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の主要人物達の主な拠点。
新横浜駅から徒歩7分の場所にある(ファンブック参照)、ロナルドが構えている事務所。
第2死以降なしくずしにドラルクとジョンが同居している。別名「ドラルクキャッスルマークⅡ」(第88死では「新(ヌー)ドラルクキャッスル」とも呼ばれていた)。
元々は吸血鬼退治を専門に請け負う事務所だったが、ドラルク達がやってきた後は「吸血鬼と一緒にコンビを組んでいるハンターの事務所」として認知されており、吸血鬼のお悩み相談を解決することも不本意だが行っている(というか巻き込まれている)。
一度倒壊したがオータム書店の技術で復活した。
駅近で狭くもない物件だが、作者のツイートによると事務所の家賃は8000円。曰く、住むと変なのにメチャクチャ遭遇しやすくなるかららしい。
ファンブック2では「住人がやたら変態に遭遇するため」と噛み砕いた説明がされているが……『ほぼ日刊アルマジロのジョン』ではヤバめの何かがいる事を示唆する描写がある。
実は風水的な間取りは最悪で、建物全体を見ても鬼門に位置するなど曰く付きすぎる物件の模様。無人のままでは掃除等の手入れが面倒なため、誰でもいいから入ってほしいと大家が家賃を下げ続けた結果8000円に至ってしまったそうだ。敷金は一般相場とそう変わらないため、ロナルドは部屋をなるべく綺麗に使おうとしているとのこと。
間取り
事務所兼自宅。
とあるビルの2階部分に構えており、入り口があるビルの1階部分から階段を登る必要がある。
階段を登ると廊下があり、少し進んだ左手側に事務所の入り口がある(その廊下を事務所に入らずに、そのまま突き当たった場合、アダムが希美からの逃走時に成り行きで使った「避難用非常口」がある)。
- 事務所部分
入り口の扉付近には看板があり、入ってすぐ右手にドラルクが勝手に持ち込んだメビヤツがいる。
部屋の真ん中には応接用のテーブルと、それを挟むように二人掛け用のソファーが二つある。
テーブルから見て奥の方にはロナルドの事務用デスクがあり、デスクに座った左手側に書類棚とロッカーがある。事務用デスクの後ろには窓がある。
ドラルクとジョンが同居以降窓ガラスは頻繁に割られ、床下は勝手に通路にされ後にヒナイチの住処までつくられてしまった。
- 住居部分
ロナルド達の生活スペースで、「ドラルクキャッスルマークⅡ」のメイン部分。
事務所部分のロナルドのデスクを座って右側に玄関があり、入ってすぐにリビングがある。リビングには、こちらもドラルクが勝手に持ち込んだ棺桶がある。その横にジョンの寝床があり、後にキンデメの水槽も設置された。
棺桶の奥に進むとダイニングがあり、その隣にはキッチンもある(床下収納付き)。
バルコニーと収納スペースも完備されている。
リビングを出ると洗面所や浴室、トイレなどの水回りスペースになっている。トイレはマジロ用の踏み台・便座が備えられている安心設計。
予備室が一つだけあり、中はドラルクのゲーム配信用の機材で埋め尽くされている。収納スペースには整頓されたチャンピオンが積まれており、ドラルクが来るまではまとめていないチャンピオンの巣窟と化していたらしい。
住人及び住物?
CV:古川慎
本作のもう一人の主人公で、当事務所の所長。
吸血鬼ハンターで、武器は拳銃。仕事の際は赤を基調としたコスチュームを着ている。ドラルクと出会ってから何かとおかしな吸血鬼にばかりあっているが、本来のハンターとしての腕は優秀。
素直に褒められるとすぐに照れ、流されやすく簡単に騙されるちょろい性格。自伝小説『ロナルドウォー戦記』を執筆しており、これが結構な人気でファンも多い。
セロリが大の苦手で、半田桃に嫌がらせで様々なセロリの悪戯をされては泣いている。兄と妹がいる。
CV:福山潤
本作の主人公で同居人その1。
血統としては「真祖(の孫)にして無敵の高等吸血鬼」であり、絶対的なまでの不死性を有する。
その実態はクソ雑魚吸血鬼であり、ちょっとしたことですぐ死んで砂になってしまう(だがすぐに復活する)。
元々住んでいた城である「ドラルク城」を、第1死で自身を退治しにきたロナルドと不法侵入していたクソガキとの騒動で爆破されてしまい、その後はロナルドの事務所で居候をはじめた。
高等吸血鬼だが変身能力は失敗癖がつき、吸血しているシーンはほぼ皆無。代わりによく牛乳を飲んでいる。迂闊に血を飲むと胃がびっくりして死ぬ。
面白そうという理由でロナルドをからかったり、騒動に首を突っ込むこともしばしば。だが女性に対しては非常に紳士的。
趣味はゲームで、事務所内でよくやっている。料理がうまい。
CV:田村睦心
マスコットキャラクター的存在のアルマジロ。同居人その2。
ドラルクの使い魔で180年以上生きている。なぜかヌーヌー鳴く。
持っている簿記の資格を活かして事務所の事務仕事を手伝っており、ロナルドからちゃんと給料も貰っている。
好物はホットケーキ。
- メビヤツ / 目からビーム出る奴
ドラルク城のトラップだったがドラルクに持ち込まれた。
事務室に来てからは、ロナルドを御主人様として慕うようになった。
- キンデメ / 吸血デメキン
元は祭りの屋台の金魚すくいにいた出目金。その後川に放流されていたが、ロナルド達に拾われ事務所で飼われることになった。
偉そうな口調の割に親切なアドバイスをしてくれる。
無機物が吸血鬼化したツクモ吸血鬼のゲームソフト。クリアできなかった人間の生き血を吸い殺してしまう吸血ゲームなのだが、あまりにもヌルゲーすぎるので今までクリアできなかった人間は一人もいない。ドラルクのアドバイスにより超絶難易度クソゲーに生まれ変わるも、こんどはロナルドにハードごと破壊されてしまった。しかし通信機能で携帯ゲーム機に避難していたので、以降はドラルクのことを「師匠」と呼びながら事務所で同居している。意識をゲームの世界に送り込むことができる。
番外編
CV:日岡なつみ
本作の実質的なメインヒロインであり、元々は神奈川県警吸血鬼対策課所属のエリート。
…なのだが、ドラルク達と出会ったことで出世街道をゴロゴロと転落していき、挙句の果てには彼が作るお菓子が美味し過ぎて事務所に床下から不法侵入するレベルになる。
ある日、自身が床に穴を開けまくったことによって建物の強度が弱ってしまっていたことに加え、オータム書店社員のゴタゴタによって事務所が倒壊した。
その後、オータム流建築術によってすぐに事務所がリフォームされたが、この時フクマにちゃっかりと床下に住居スペースをつくってもらい、正真正銘の居候(無断)となった。家賃は払っているらしいので間借りに近いかもしれない。