略歴
日本の男性俳優。
1991年10月26日生、秋田県由利本荘市出身。2020年3月31日にアミューズを退社し、ジースター・プロへ所属。
「ジュノンスーパーボーイコンテスト」で高校生の時に準グランプリを獲得。
2010年のNHKドラマ「ケータイ発ドラマ 激♥恋…運命のラブストーリー…」で俳優デビュー。
人柄
柔道や陸上で地元秋田県で上位を獲得した経験があり、アクションにも身体能力が活かされている。
また、若い頃からやや達観したところがあるようで、仮面ライダーの撮影当時は実年齢より大人びていたため、スタッフなどから「可愛げがない」と思われていたらしい。
なお、事務所移籍後のTwitterはかなりはっちゃけている。
仮面ライダーOOOで共演した三浦涼介とは性格の違いからか最初は険悪な仲で、劇中以上に衝突していたらしく、三浦も「最初は嫌いでした」と明かすくらいだった。
しかし喧嘩をしたことでお互いを知ったためむしろ打ち解け、プライベートで出かけるなどするようになった。放送中に役の格好のまま二人で町中を歩き「どちらが先に気づかれるか」と勝負したこともあるらしい(結果はアンクの圧勝だった)。なお、三浦のことは「りょんくん」と呼んでいる。
オーズ終了後もしばしば交流し、『平ジェネ』出演後にも二人でカラオケに行った時はインスタライブまで配信している。
オーズ最終回後に更新されたブログにて共演者に感謝を述べていたが、三浦涼介の欄だけかなり濃密な文章量になっており、相棒役だったというだけあり、それだけの文章量になるのは当然の帰結とはいえ、ひしひしと伝わってくる感情の量からファンの間では「怪文書」と呼ばれている(実際に「オーズ怪文書」でググると2番目くらいに例のブログが出てくる)。
また、当初からアフレコが上手い。本来若手俳優は生の演技力がまた発展途上なのもそうだが、声は特に感情を乗せづらく、アフレコでは棒読みと言われやすい。そんな大変なアフレコにおいても、特撮ファンが「本当に新人なのか?」と経歴を疑うほどの秀逸さを魅せた。本編もさることながら、喜怒哀楽全てを表現したとすら言える『ネット版』におけるうますぎるオーズへのアテレコは必見である。
ヒーローへの探求心
仮面ライダー関連
幼い頃から仮面ライダーに憧れており、念願かなって仮面ライダーOOOの主人公火野映司役を射止める。同作のオーディション面接時に武部直美プロデューサー相手に「ぼくのかんがえた仮面ライダー」話を熱弁していた逸話がある。
2017年、『平成ジェネレーションズFINAL』にて客演を果たした際はアンク役の三浦涼介に直接出演をオファー。回想で出す『OOO』本編のシーンを選抜する演出にアイデアを出す等々のガチっぷりを披露したため、同作の副音声にて「闇のプロデューサー」と呼ばれるに至った。これがきっかけで2021年現在、ファンの間では「闇P」が渡部秀の代名詞として広まっている。
翌年『仮面ライダージオウ』に客演した際も情報解禁のタイミングや小道具にこだわりを見せていたとのこと。
仮面ライダーオーズはそれだけ思いの適った役であることから非常に大切にしており、オーズ(アンク)の「いつかの明日」が来ることを切に願っている。10周年でも役者陣では特に中心となって宣伝している。「復活のコアメダル」の発表に関しても「光栄に思っています。」と語っていた。その後、公開日の2022年3月12日に行われた初日舞台挨拶でも変わらないオーズ愛を語っており、今回も「陰のプロデューサー」と呼ばれ、さらには「今作は渡部秀の欲望から生まれた作品」と共演者や監督から言われてしまっていた。
なお、ヒーロー大戦に客演した際、メイキングで高田里穂にオーズの(DX版)ベルトを買ったことをバラされている。流石に気恥ずかしかったのか、スタッフから「買ったの?ベルト」と問われると「あんまり掘り下げないでもらっていいですか」と答えている。番組終了後はそのベルトを使って変身ごっこをしていたとかいないとか。
ちなみにオーズ以外で好きなシリーズは「仮面ライダー555」(ファイズ、デルタ、サイガが推しであるらしい)で、「スーパーヒーロー大戦」では仮面ライダー555の声を担当している。
余談
小ネタ
- 深夜ドラマ「GIVER 復讐の贈与者」では吉沢亮が演じる主人公・義波を「先輩」と呼んでおり、仮面ライダーとしては先輩だが、この作品の役の上では後輩という関係となった。